こんばんは、hibikiです。
先日までblenderの学習記事をポツリぽつりとアップしておりましたが、昨年blenderの学習を始める前に実は1年程、Houdiniの学習を進めていました。
Houdiniってどんなソフト?
Houdiniと言えばこれまではVFX(Visual Effects)のイメージが強かったかと思いますが、今ではすっかり3Dモデルの分野でも大活躍しているソフトです。
例えば『Far Cry 5』や『スパイダーバース』や『Marvel’s Spider-Man』がよく紹介されていますが、ゲームエンタメ業界でも地形やビル群の作成などエフェクト以外の分野でも取り入れられていて、3Dの制作技術が次の段階へ進んでいるのを感じます。
上の画像はHoudiniのノードのスクショなのですが、基本的にはHoudiniではこのノードとノードにまつわるパラメータを構成していき、データを作っていく感じになります。
下の画像は、いくつかのモデルを作成した訳ではなく、ひとつのデータ内のノードのパラメータをいじることでこのようにかなりのバリエーションが作れます。
これまでの作り方と違い、制作過程で直しが入った際に、”どこどこまで戻ってこのくらい作り直し”みたいなことが無くなり、途中経過のノードをいじりながらも常に最終形態(完成図)がそこに見れるといった感じの進め方が出来るようになり、物によってはかなりトライ&エラーで試行錯誤する工数や修正コストが減ることが想定できます。
私はまだそこまで使いこなせていないのであくまで”想定”なのですが。
Houdiniのイメージは”超難関”
ではこのHoudiniの学習。何故一旦置いておいてblenderをやっていたのかというと、いくつか理由があるのですが👀
このようにHoudiniはノードベースのソフトということで、とちらかというと感覚的にものを造形していくような作業が好きな人にとっては、ま~~~とにかく難関すぎというのと、
Houdiniが本格的に実務で導入となるのももう少し先かな~というのもあり(といっても導入している会社も結構あるにはあるので、悠長にしてられないではあるのですが💦)
それからセクション的には私はキャラクターメインで仕事をさせて頂いているため、どちらかというと即効性・有用性でblenderを先に覚えた方がよさそうだということで、切り替えた感じの流れでした。
そして一旦置いておいたHoudiniですが、だいぶ忘れてきた頃ではありまして😨💦💦
完全に忘れてしまう前にそろそろ、これまでの復習と続きに入ろうかなということで、また当ブログに備忘録をとっていきたいと思います。
前にやってみた感じは自分にとっては”blenderより遥かに難関”という感触でしたので、どうなることか…とおもいつつですが、嫌になってしまっては元も子もないので楽しめる範囲でまた進めていきたいと思います♪
導入 ライセンスについて
まずインストールする前にここを確認
Houdiniはとにかく重いのでそれなりのスペックのPCが必要です。
ライセンス
また、ライセンスもいくつか種類があり、使える機能が変わってきますので特に優勝版の購入を検討されている方は要注意です。
こちらに表で分かりやすく解説してくださってますので参考にしてみてください。
優勝版は相当高額になりますので、
余程本気でプロジェクトに導入していきますー!て場合や個人でも仕事に使っていきたいという場合でなければ、最初はHoudini Apprentice版(無料)で学習を進めることをオススメします。
Houdini入門の際におさえておきたいサイト・チュートリアル
ということで、まずはこれまでの間に参考にしてきてよかった、もしくはまだやってないけど分かりやすそうななのでストックしているサイトやチュートリアル、この辺りを紹介させて頂きます。
sideFX
まずはHoudiniを開発・提供しているsideFXのチュートリアルから。
すぐに実際にやらなくてもいいので、こちらを見て、具体的にどんなことが出来るソフトなのかをざっと知って頂くのがいいかと思います。
カテゴリやレベルで検索できますので、初心者向けのを少しやってみるのもよさそうですね。
Houdiniヘルプ
チュートリアルを進める際も、よく分からないコマンドやパラメータなどが出てきた時に調べられるように横にこちらを開いておきたいですね。
CGWORLD ONLINE TUTORIALS ~Houdini COOKBOOK+ACADEMY~
こちらは有料ではありますが、本気で覚えたい方にはかなりオススメです!!✨
私は『SOP基礎編』と『VOP基礎編』を購入して、SOPは一通り終わり、VOPを進めているところです。
先生はこのトランジスタスタジオの秋元さんで、毎回とても丁寧に分かりやすい解説をしてくださっています。
それから講義は対話形式で進められるのですが、聞き役のCGWORLDの渡辺さんが、Houdiniが難しすぎて分からない側のこちらの聞き手の気持ちをかなり和らげてくれる感じで和みます。
ただでさえ難しいソフトのハードルがこの講義の進め方でだいぶ優しい”雰囲気”に持っていってくれようとしているのを感じますね~。
実際には全く持って簡単ではないのですが、毎回しっかりチュートリアルを追っていけばだいたい理解できるよう本当に細かく説明を入れてくださっていてありがたいです。
Indie-Pixel チュートリアル
Procedural Trees
上でいろいろご紹介させて頂きましたが、実は私はそのどれでもなく、初めてやってみたのはIndie-Pixel チュートリアルの中のこちらのチュートリアルでした。
●プロシージャルな木をつくるチュートリアル
Procedural Trees – Part 1・Part 2・Part 3・Part 4・Part 5・Part 6
これが本当に入門としてはよくて、6回に分けられていて長いな~と思う人もいるかもしれませんが、逆にみじかくまとめられていると分からなくなるのがHoudiniなので分けられていていいんです✨
今日はpart1やってみるか~
くらいの感じで進めていくと、part6終わるころには多少プロシージャルの配置や変形の基本が、”こういうことををやるのか”くらいには理解出来ているかと思います。
後は都度やりたいこと、覚えたいことごとにとにかく調べる、やってみる
ほんとのところは最初から最後までこれに尽きるのですが、チュートリアル一個やるよりピンポイントでこの機能って!??とか、”これを作りたい”というのがある人はそれからやるのもいいと思います。
たとえばこちら。
gitの勉強をしていた時にもサルにもわかるなんたらかんたら~というのを見て全く理解できなかった記憶があるからか、”出た!サルにもわかる系😨”って感じしかしなかったですが(笑)
これはまあ分かります。
Houdiniと言えば本業はVFX系ですので、破壊系とかならやってみたい!て人も結構いるんじゃないでしょうか。
こちら、ちょっと見て遊んでみると結構面白いですよ~。
あとはこの辺りも、やっていく内にきっと使えたら便利だな~と思うようになると思いますので、HDAって何?くらいには知っておいていいかと思います。
という訳で今回は最後にスクエニさんのUE4×Houdiniで作成されたという『1,000の和室』を貼って終わりにします。
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