こんにちは。hibikiです。
昨年あたりから、生き方や働き方についてよく考えることが多かったのですが、
先日読んだ『ライフシフト 100年時代の人生戦略』に書かれていたことが
共感する部分が多く、また勉強にもなったので
今回はコチラを紹介したいと思います。
ライフシフトは2016年に刊行されているということで、
もっと早く読みたかった気もしますが、
hibikiとしては生活やライフスタイルを見直すのには今がちょうどいいタイミングだったかもしれません。

長寿化で変わる生き方 -過去のモデルは役にたたない-
これはまさに、特にここ数年はリアルに感じながら働いてきました。
ひと昔前は、学業、就職・就業・定年まで働く、老後と年金生活。こういったモデルである程度暮らせる未来が予想できる時代だったかと思います。
しかし今では、これまでの一般的な『幸せのモデル』は既に崩れてきています。
生活、趣味、生き方、働き方の多様化がどんどん進んでいるのをhibikiも実感しています。
しかしhibikiとしては、こういった時代に生きれることを、うれしく思う訳です。
決まった枠の中で生きることがニガテなタイプなので、、そのせいで苦労してきたことも沢山ありました。
しかし、努力も必要だけれどもいろんな働き方、生き方が許容され始めつつあることに、未来の希望を感じていました。
コロナの影響が出始めてからは、実際に働き方に対する意識が変わった人も多いかと思いますが、今まで難しいと思われていたことが可能であることが証明されたり、
日々いろんな工夫を私達は状況によって適応していく為に開発していく訳ですね。
そんな中でますます、これから更に働きやすさを求めた動きは続いていくのだろうと予測されるし、私自身も追い求めていきたいと感じています。

老いの概念が変わる
これは、なんだかどう表現したりどう自分の中で解釈したらいいか、しっくりこない違和感のようなものを、この言葉や説明がハッキリさせてくれました。
30はもうおばさんだ。
50にもなって美を追求しているなんて…年相応もいいものなのに。
例えばそんな声を耳にすると、
確かに私も年相応がいい派ではあるのですが、
だけど何歳から『もうそこそこ歳』なのか・・・?
といった疑問も一緒に沸いてきてもやっとしていたのでした。
これから、100歳まで普通に生きる時代になれば、
これまでは病気がちな年寄りのイメージだった70代、80代が普通にミドルの年代となり。
健康そのもので元気に暮らす姿があちこちで見られるかもしれない。
テクノロジーの進化と共に、生活も手を抜けるところは手をぬいて、人の手で思いを込めたいところに込める。
そんな生活と共に、心の余裕や活気が生まれ。
今より長く、若くいられるのかもしれない。
仕事を引退したら、あとは老後を過ごすだけ。そんな概念はなくなり。
様々な年代の人達の交流へのハードルも今より低くなり。
そんな社会は、結構いいものかもしれない、そんな風に思うんです。

人生のステージの変化 ”マルチステージ”
これまでのステージ。
『学業』『就労や子育て』『老後』の3ステージの時代がもう終わる。
この3ステージをひきつぐように暮らすとなると、
今の仕事を70さらには80歳まですることになる。
これは私もかなり考えていたところですが、
hibikiは『ライフワークバランス』を考える生き方から、
『極力趣味や楽しみと仕事の堺をなくしていき、生涯に渡りいろんなキャリアを持ちたい』。こんな風に、昨年あたりから考えるようになりました。
なのでこの項に書かれていたことは、心の底から共感できたものでした。
”これまでの一斉進行する集団さながらの画一的な生き方は時代遅れになる”
これは本当にそんな未来が見えてきている気がしています。
しかしそういった、時代が移り変わることに抵抗を感じる人も多いのは、いろんな変化が起きる時によくあるようにも思います。
テクノロジーの進化もそうですが、
この本には”人々の固定観念が妨げになる場合もある”とありますが、
なかなかしみついた固定観念というものは、手放したり新しい情報に適応していくのが難しい場合も多いものですよね。
たとえば今の暮らしに満足していて、そのままで特に問題なく死ぬその時まで暮らしていけるのであれば、特に何か危機感を持った方がいいとか、適応していくべきとか、そんな話ではないとは思います。
いろんな生き方が許容される、いろんな生き方がチャレンジしやすくなる時代なので、そこはそういう風に考えたらいいのかと思います。
しかし将来が不安でしょうがない、むしろ不安しかない。
既に危機が迫っている。

そんな方は一度この本を読んでみてもいいのではと思います。
私も将来に不安はない訳ではありません。
ですが、どんな状況でも自分で打開していくしかないと身をもって味わっているので、
今後もそうしていくだろうし、そのうえでどういった生き方をしたいかたを、自分のこの先の行動の指針となるものというか、軸を常に明確に決めておきたいというのはあります。
この本は、そういったことを考える時にとてもいい材料となりました。

レクレーションからリ・クリエーションへ
分かりやすい言葉ですね。
これからはみんなが自分自身で、働き方を作っていく。
そのために、自分に投資をしていくことが大事になってくる。
新しいスキル、健康、人間関係への投資。
10代までの勉強で生涯働けた時代もあったのかもしれませんが、(hibikiは日々の技術の進化の真っただ中で働いているので働き始めてからも日々勉強、勉強、勉強、勉強な日々でしたが…)、これからはまさに、そういった先々への投資をどれだけ自分でしていけるかというのが、カギになってくるのだろうと思います。
年齢での職場での上下関係(上司や部下といったポジション)というのも、これからますます年齢と関係なくなっていくことだろうと思います。
日頃から、若い人の新鮮な発想だったり、hibikiはかなり機械オンチなところからこの仕事を出発したので、もともとの素質の違いからだったりで学ぶことが本当に多いなと現実で今でも感じています。
いろんな年代の人から、学ぶ姿勢も忘れずにいたいです。

共働き
”パートナーの両方が職をもつメリット”についても書かれていました。
hibikiはたまーに、もはや夫の稼ぎだけでも暮らしてはいける。
辞めてもっと自由にくらすのもアリなんじゃないか…?
そんなことを思うこともたまーーに、あります。
しかし、辞めてもどこかで働くとは思います。
やりたい事の中には、やはり仕事を通して今後もしていきたいこともあり。
世の中に喜びや驚きの瞬間、ほっこり安らげる瞬間、人と人を繋ぐ瞬間をつくるツールを、これからも作っていきたいという思いは強いので、
稼ぎも多少は必要というのもありますが、そういったことがしたいのです。
そういった瞬間が自分自身にも充実した幸せだったりやりがいだったりを感じさせてくれることを、もう10年実感してきている。
なので、かなり大変な時もあったしこれからもあるだろうけれど、
都度方向修正、軌道修正しつつも、その指針は変えないだろうと思います。
働くもう一つの理由は、やはり人生なにが起こるかわからないということ。
夫が何かあって稼げない時もないとは言えません。
そういった時に、もし長いブランクからの出発だとかなり厳しい現実があるのを知っているのと、働けるときに稼いでおいてそういった時に備えたい。
このような理由です。
引退の年齢の変化
70、80歳まで働くことに、hibikiの周りでは圧倒的に抵抗を感じる人の方が多いのを感じるし、hibiki自身も、今の仕事のままではとても70どころか、長くても50歳が限度かもとよく思います。
しかし、世の中には意外と、60歳や65歳で定年を迎えたが、もう少し働きたかった…、まだまだやれるのに…そんな声を聞くこともhibikiの身近な人でもたまにいます。
従兄弟も年明けに会った時に、全然まだまだ働きたいねぇ~!と言ってました。
すごいバイタリティですよね。
私は今のままの『仕事』の概念ではとても50が限界だと思っていたので、
昨年には、少し生き方を変えていくことを考え始めたのですが、
これからの時代にそういった人にとっても、いい時代となるのではないでしょうか。

人事制度をめぐる戦い
この部分は自分では全く考えていなかったところなので、
すごくおもしろかったですね!
”仕事と娯楽、キャリアと家庭、お金と健康の間の二律背反をめぐり、より良い選択をする道も開ける”
”しかし企業、とりわけ人事部門にとっては、すべてが悪夢でしかない”
言われると確かに、そうなんですよね。
様々な実験が既に始まっている。
hibikiが勤めている会社でも、かなり時代に配慮したというか、これからの生活や社会を考えたであろう制度が沢山見られます。
例えば夫側も育休を長いと1年程とっている方もいたり。
業務形態もさまざまです。
そして今、テレワークが実現した今。
これからの働き方がまた変わっていくのだろうなと実感しています。
そういったことに組織的に対応していくことは、本当に大変なことでもあると思う。
それでも、やはりよりよい暮らしを求めていくものなのだと思います。
人生を見直すとき
節目ふしめで、人生を見直すタイミングというのが誰にもあるかと思いますが、
そういったタイミングがあった人も、これまであまりなかった人も。
一度長い目でみて本当に今の生活を続けていくことが、人生のトータルで見てよさそうか。
この本を読みながら考えてみるのもいいかもしれませんね。

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