【元保護猫】ビビ11歳、ケトアシドーシスの治療の記録①の続きになります。
ケトアシドーシスの治療
ケトアシドーシスの電解質バランスというのは、低カリウム血症や重度の低リン血症だったり、それぞれの数値が急激に動くこと自体もまた命に関わるとのことで、
入院で数日かけて数値を基準値に戻していく必要があるそうです。
ここからはとにかく、時間ごとにこまめに血液検査等で状態をしっかり把握しながら状態に合わせて点滴の内容を合わせていき、徐々に数値を戻していくことを試みていくかたちでした。
ケトアシドーシスを調べれば調べるほど、”死に至る”の文字が目に入り、、入院でビビが居ない部屋の中でもしかしたらこのまま戻らないこともあるのだろうか…と思いながらも覚悟なんて全く出来ず、なんとか回復して帰ってきてほしい思いで、色々調べました。
飼い主さまのブログや病院の先生の記事でケトアシドーシスから点滴で復活した猫ちゃんの様子を見てはきっとビーちゃんもと希望にしていたのですが、反面、だいたい3日ほど点滴を続けて回復したという様子だったため、
ビビはその後数日で回復を見せるどころか、数日後には一旦徐々に電解質バランスが悪化していったため、1週間以上も点滴での治療が続くほどに、もしかして最後になってしまうのかな…と涙がとまらず。。😢
先生からも絶対大丈夫とは言えない状態、病院で最悪の事態を迎えることもないとは言えません…とのお話を受けていたのもあり、なんでもっとよく見えてあげて早く気づけてあげれなかったのだろうと後悔ばかりでした。。。
でもとにかくなんとか立ち直ってもらいたくて、ただ泣いてばかりもいられないので、
面会時の先生からの日々の説明を元に、家に帰ってはひたすら他に隠れている病気はないか、その場合どういった治療になるのか・・等々調べたことをメモしては次面会に行ったときに先生に聞きました。
もちろん何かあれば先生がすでに見つけてくれているか説明してもらえているだろうとは思ってはいるのですが、少しでも治療が長引いている原因が見つかればと、何もせずには居られなかったです…。
こちらはその日々のメモの一部です(字が殴り書きで読めたもんじゃないですが…💦)。
FIPについてもメモしていますが、これは最初にいろんな可能性を示された時に、その中にFIPも入っていて、よくTwitterなどでFIP闘病中の猫ちゃんの様子を見かけていたので、どれだけ治療が困難で大変な病気かというのは知っていたためもしそうだったらどうしよう…、、という思いもあり、
とはいえそうだった場合はとにかくその治療をするのみなので、調べてみたのでした。
先生もお忙しい中で、少しでも不安を取り除くように、納得して治療を進められるようにと、ビビにも私たち飼い主にもしっかり向き合って治療を進めてくださいました…。
●11/29(火)
朝の面会では、白血球数が少し回復した以外には数値的ないい変化はないものの、
点滴で水分だけでも少しめぐってきたからかぐったり感が多少よくなったとのことでした。
前はなにひとつ自力で食べようとしなかったのが、持って行ったチュールを自力でペロペロっとなめて食べてくれました😿
しかし点滴を続けている割に思うように電解質バランスの数値が回復してこないため、
引き続き入院にて点滴を続けつつ、他に併発している病気がある可能性を見てそれをつきとめるため、炎症の有無(SAA)やFIP、心臓の検査等を進めて頂くことになりました。
この日の夕方の面会では、相変わらずぐったりはしているものの、カリカリを自力で食べてくれました。
そしてなでると元気だった頃のようにゴロゴロいって、少しか弱い感じではありますがみゃーみゃーとおしゃべりもしてくれました😢✨
まったく鳴かなくなってしまってたので、これもうれしい変化でした。
そんなささいな変化に一喜一憂しながら、朝・夜と面会に行っては、なるべくご飯を食べてもらいたくてビーちゃんの好きだったカリカリとウェットをいろいろ持って行っては看護師さんたちに託して帰る、といった日々を送りました。
●11/30(水)
また朝イチで面会です。
この日も朝からパウチのウェットフードを食べてくれて、ミャーミャー言ってました。
ご飯を食べなくなってからずっと首をぐでんと下につけてうなだれたような状態だったので、こうして首を起こして居られるだけでも少し力が出てきているのかなと感じました。
数値も少しずつよくなってきているとのことでした。
なのでこの時はこのままちょっとずつよくなるといいなと、希望が見えた状態でした。
なのですが、そのまますんなりと回復してはくれず…、、
また夕方に面会に行ったときにはまたぐったりとしてしまっていたのです😢
面会の少し前にご飯沢山たべていたよと看護師さんが教えてくれたのですが、この様子は心配です…😢💦💦
そんな中、次の日は休診日で、治療は続けてもらえるものの、面会や電話で様子を伺うことはできないとのことでした(もちろん何か状態が急変した場合は連絡をいただけるとのことでしたが…)。
この日もビビの好きな缶詰を沢山渡して家に戻りました。。
●12/2(金)
1日はビビに会えず不安の中過ごしましたが、連絡がなかったということは急変もしていないと前向きに考えることにして、また2日に朝から面会に行きました。
そうしたら、、
昨日の朝までは調子がよかったものの、どうも夕方からまた電解質バランスが崩れてきてしまっているとのこと…😢😢😢
こちらは電解質バランスの経過をメモしていたものになりますが(※青枠で囲っている箇所が標準から離れてよくない状態)、12/2の時点でナトリウムの数値がだいぶ下がってしまっています。。
あんなにご飯も食べてくれるようになってたのに何で…(T_T)と、、
すんなり回復に向かわないことに、ケトアシドーシスのそういった場合の最悪の事態が頭をよぎらずには居られませんでした。。。
レントゲンを撮るとの話だったので、家に戻ってからお昼休みに電話をして結果を伺ったところ、胸水が200ミリも溜まっていたとのことでした😨
水は抜いたものの、肺に腫瘍など他の病気が隠れているか、心臓病の可能性もあるとのことでした…。。。
それから、低ナトリウムはそれが原因とは限らず別の可能性もあるそうで…、、
あまりにも危なそうなのでこの日は早退させてもらい夕方早めに会いに行きました。。😢
そしてもしかしたらお別れになってしまう可能性もあるとの話がありました…。
●12/3(土)
また朝イチで面会です。
こんな状態でも、トイレだけは自力で起き上がって行くそうです😢猫ってすごいですね…。
経過メモの12/3、昨日はかなり低くなっていたナトリウムは値が正常に近いくらいに戻ってきていたようですが、カルシウムとカリウムが下がっています。。
一度は下がりかけていた白血球数もまた増えていて、引き続き点滴です。
今日は胸水は溜まってないとのことで、そこはほっとしました。
それから久しぶりに便が出て、お腹に空きができたからか、また少しご飯をお皿から自力で食べてくれました。
まだまだケトアシドーシスから脱却までいかず不安な中でも、こういったいい兆候が少しでも見られると本当にうれしくて、本当にビビちゃん満身創痍の中でも頑張ってるね😢✨という気持ちになりました。
●12/4(日)
また朝・夕と面会に行きつつ、経過を見守ります。
電解質バランスのうちのナトリウム・カリウム・クロールは正常の範囲内に戻ってきました✨
ただし今度はリンがかなり低く、カルシウムも少し下がっていて、なかなか全体にバランスよく回復はしてくれないようでした😢
ただ、ご飯を結構がっついて食べるようになっていたので、少しずつでも元気になっているのかなとまた再び希望が見えてきたのでした。
それから外部に出していて少し時間がかかっていた検査がいくつかあったのですが、その辺の結果も出てきたとのことで説明を聞いたところ、心配していたFIPの可能性は否定され、炎症もゼロではないが、恐らく心臓病を併発している可能性が高いとのことでした。。
お世話になっているその動物病院では精密なエコーの設備がないようで、心臓は特に専門のところで診てもらうのがいいとの話で、大学病院を予約するか検討することになりました。
ただ、血液検査でリンが低すぎたりとまだまだ電解質バランスが整わない状態で、点滴を止めて車で少し離れた場所へとビビを連れていくのは危険とのこと・・・
そして逆に心臓病があるから電解質バランスもすんなりと戻らない可能性もあるとのことで…だいぶ判断が難しい状態になっていたのですが、、
とにかくもう少し電解質バランスを整えられないか試みて、落ち着いた頃にすぐに診てもらおうとの方針になりました。
ただ、大学病院はなかなか混んでいて予約を取るにも実際検査を受けれるのは少し先になる可能性が高いとのことで、家に戻って他にビビになるべく負担なく連れて行ける距離で心臓を詳しく診てもらえる病院がないか調べたところ、
動物の心臓病専門の病院がひとつ多摩川沿い近辺に見つかり、先生にそこに紹介してもらえることになりました。
●12/4(日)
少しずつですが、リンとカルシウムの値が戻ってきました…✨
相変わらず貧血が続いているので、その辺も日々様子を見ながら造血剤を売ったり、炎症を抑える注射もしていただいているとのことでした。
それから少しまた胸水が溜まってしまっているとのことでしたが、すぐに抜くレベルではないようで、次の日に心臓病専門の病院に予約を入れてもらい、そこで診て頂くことになりました。
↓③へ続きます
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