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【元保護猫】ビビ11歳、糖尿病性ケトアシドーシスの治療の記録③拘束型心筋症の併発

うちの犬猫

【元保護猫】ビビ11歳、ケトアシドーシスの治療の記録①
【元保護猫】ビビ11歳、ケトアシドーシスの治療の記録②の続きになります。

心臓病の検査と拘束型心筋症

●12/6(火)

まだ電解質バランスももう一歩というところではありますが、何せ何かが回復の邪魔をしている可能性も高いとのことで、だいぶ低かったリンの数値が上向きになってきて少しずつ元気も出てきたところで、一番可能性として濃厚な心臓病の検査をしてもらうために、専門の病院へビビを連れて行きました。

どうやらその場所での開院は割と最近らしく、それでかすぐに予約も取れて本当に助かりました✨

ビビちゃん、長引いた治療の中でまた別の病院へと移動で、ストレスにはなってしまったかとは思いますが、頑張ってくれました。

結果としては、『拘束型心筋症』という病気でした。

猫の心臓病で多いのは『肥大型心筋症』らしく、その場合レントゲンなどでも見つけやすいようなのですが、この『拘束型心筋症』はなかなかしっかり心臓のエコーも撮って診て頂かないことには発見が難しいそうです。。

正直、糖尿病に加えて心臓病まで…。。。と、本当に落ち込みました。

ですが、長引いたケトアシドーシスの治療が長引き、更に胸水までも溜まってしまった原因もここでハッキリしたので、”何が併発しているか分からない”状態よりもずっと前進です。

心臓病はショックですが、先生の話だと、「薬での治療で、今まで同様に普通に生活したり少し遊んだりくらいは出来るようにするつもりです」、とハッキリとおっしゃってくださったのがとても心強かったです。

病気や現状の状態の説明と共に、このような表紙でファイリングされた資料もいただきました。

ビビちゃん、検査の間にいつの間にかこんなにイケメンに写真も撮ってもらっていたとはΣ(・ω・ノ)ノ!

検査の内容はこのような内容でした。

・超音波検査
・血液検査(ただし今回はかかりつけの病院での検査の資料をお渡ししていたので無し)
・胸部レントゲン検査
・心電図検査
・血圧測定

そして結果がこちらです。

こちらはエコーの画像です。

他にも心電図のグラフや心拍数の数値の推移を現わしたような表などがありました。

治療としては以下3つの薬で経過を見ていくことになり、その後5日後、それからまた2週間後と通院して同様に検査をしていただき、経過を見ていただきました。

・フォルテコール 2.5㎎ 1錠(血管拡張※拘束型心筋症のメインの薬
・イグザレルト 10㎎ 1/6錠(血栓の予防)
・ルプラック 4㎎ 1/12錠(利尿剤
※胸水への対処

薬は合っているようで経過は順調だったのですが、一点だけ、その間にまた脱水が起きてしまったため、相談して利尿剤は最初から少量だったものの更にその半分→その後一旦中止して、二週ほど様子を見てまた1か月後に通院しましたところ、利尿剤はなしでOKを頂き、
今後はこのふたつの薬を続けていくことになりました。

・フォルテコール 2.5㎎ 1錠(血管拡張※拘束型心筋症のメインの薬
・イグザレルト 10㎎ 1/6錠(血栓の予防)

様態も落ち着いているため、この後は薬はかかりつけの病院で出していただき、年に1~2回検査して頂くという流れになりました。

こちらの心臓病専門の動物病院は、動物病院からしか予約が取れない二次診療専門施設とのことで、診察・検査は(恐らく)30分ごとの完全予約制だからか、予約の人でいっぱいで待ち時間が長くなるとかいうことも全くなく、それどころかいつもきれいな待合室に私たち夫婦+ビビだけか、早めに着いた時に前の診察の方が居られるくらいで、

それから検査自体も初回から30分程度という短い時間でくまなくしっかり調べて頂き、その後説明で10分~15分(ここは必要があればしっかり時間をとって頂けそうでした)という感じで、

時間がかかるとかいうストレスも全くなく(特にビビに)、診て頂けるかたちになっていました。

専門の先生に診てもらえた安心感に加えてそういった環境が用意されていて、本当にありがたかったです。

拘束型心筋症は治ることはないとのことでかなりショックもありましたが、

それから薬はしっかり飲んでいてもやはり歳をとるごとに少しずつは何かしら進行してしまうらしいではあるのですが、それでも少しでもビビの状態が急速に悪化することはこれで防げて、

更にしばらくは普通に今まで通り元気に遊んだりもできるくらいの状態になったというのが本当にうれしいです。

ケトアシドーシスからの脱却

ケトアシドーシスも、リンはご飯をもりもり食べれているから徐々に回復するでしょう、とのことで、ビビも家に帰ってきまして、

実際にその後12/9(金)には電解質バランスが整っていました✨

ただし、猫は人と違って採決したり点滴をする血管がそんなに沢山ある訳ではないらしく、そして一度点滴に使っていた血管は少し間をあけてあげないと同じ場所は使えないようで、

またすぐにバランスが崩れる可能性もみて、その時にすぐに点滴を再開できるように、しばらくはこのように点滴の先の部分だけ残しておいて(ピンクのバンドの中に管があります)、様子を見守ることになりました。

そして順調に元気に回復していってくれたので、その管も卒業です✨

ビビちゃん、本当によく頑張ってくれました(/_;)✨

元気がなく最初に診てもらった時の体重が6.8キロだったところからケトアシドーシスで全く栄養を吸収できずであっという間に4キロ代にまで落ちてしまって一時はかなりガリガリになってしまって可哀そうな状態でしたが😢

とにかく無事回復してくれてよかった…!

体重も今現在はだいぶ回復して5.5~5.6キロをキープで頑張っています。

心臓病と糖尿病なのでまた太るのも危ないので、以前と変わらず食欲はかなり旺盛な中ご飯が物足りなそうにしているときもあるのですが💦

以前のような6キロ代後半、まして7キロは太りすぎとのことなので、なんとか現状キープで行けるように管理していきたいと思います。

今ではこうして前のように猫じゃらしで遊んだりもしているビビちゃんです(*^^*)

くぅちゃん🐶、メイ😸も心配していたよね。戻ってからなんだかビビとの距離が近くなったような気がするふたりです。

今回のことで、なるべく長く一緒に居たいと思っていたのに、全然自分の意識が甘かったこと。

一定の年齢を超えたら犬猫も1年や半年に一度の健康診断はやはり受けたほうがいいこと。

ちょっとしたことですぐに死んでしまう可能性もあるのを思うと、日々の様子を如何によく見ているか、そして本当にささいな変化も見逃さずにちょっとでもあれ…?と思うことがあればすぐに動物病院に連れて行った方がいいこと。

いろいろと思うところがありました。。

至らない飼い主でビビ達に申し訳ない気持ちもありますが、

ビビの生命力と頑張りに感謝です。ありがとう、本当にありがとうビビ。

そして先生、看護師さんたちも本当にありがとうございましたm(__)m

糖尿病の治療

退院してから、インスリンを再開してインスリンの量を定める期間がありました。

これがまたなかなかすんなりとこのくらいの量で、とは決まらず、

1月からいろいろ試しつつ今ようやく定まってきたところ、という状況です。

量が決まればあとは定期的に血糖値を図りながら、ずっと一定量のインスリンを打っていくことになります。

だいぶ長くなりましたので、今回の記事はここまでとして、糖尿病の治療についてはまた別の記事で後日書きたいと思います。

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