こんにちは。hibikiです。
SF映画祭りの4連休を過ごしております。
『オデッセイ』に引き続き、今回は『アイ,ロボット』の感想・紹介になります。
この記事はこんな人にオススメです。
『オデッセイ』のあらすじ 監督・キャスト
ロボットとの共存が当たり前となった近未来で、ロボット工学の第一人者ラニング博士が(ジェームズ・クロムウェル)が殺害されるという不可解な事件が起こり、シカゴ市警のデル(ウィル・スミス)は謎の究明に乗り出す。
シネマトゥディより
結構好きで公開当初何度か観たので、まあだいたい内容も覚えてると思っていたら…
割とあの主要ロボットとの関係性以外は忘れてしまってました💦
それもあってか、今観てもそれなりに楽しめました(*^^*)
さすがにロボットの風貌はやはり2004年公開ですともう16年も経っているのかと思うと、時代を感じる作りではありますが、それはそれでまた面白いんですよね。
ロボットのサニー達の顔のつくりが正に、CGの歴史だったりロボットのデザインの流行の歴史を感じたりします。
リアル目にするにしても、今なら恐らくもう少し可愛い感じかカッコいい寄りにうまくやるのではないかという気がしますよね。
しかしこれはこれで、妙にリアルで気持ち悪い感じが、この映画にちょうどよくマッチしているような気がしませんか。
観たことがない方は是非ロボット自体の表現もよく見てみてください(*^^*)
以下、ネタバレが入ってしまっているかもしれません、ご了承くださいm(_ _)m
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ロボット工学三原則
作中にロボットが人間に危害を加えたり危険な存在にならないよう制御する、うまく共存するための三原則があり、それがプログラムされている、との話があります。
三原則について少し調べてみたのですが、分かりやすくて面白い記事を見つけました。
「ロボットの三原則」は米国のSF作家、アイザック・アシモフ(1920~1992年)によって提唱されました。
1.ロボットは人間に危害を加えてはならない2.ロボットは人間の命令に服従しなければならない
3.ロボットは自己を守らなければならない
IoTラボ より引用
これがプログラムされているから、ロボットが人間を攻撃する訳がない。
このことから作中前半、スプーナー刑事(ウィル・スミス)は誰にも自分がロボットに狙われた事実を信じてもらえない訳です。
この映画はこの三原則のもとで本当にロボットは人間を支配するに至らないのか、
それを問いかけているんですね。
それからAI7原則についても少し調べてみました。
政府より発表されたAI7原則について以下のように書かれています。
政府は人工知能(AI)に関する7つの原則を発表しました。この原則をもとに法整備を進め、日本で活動する外国企業が混乱を回避するのに役立てるのが狙いです。この中でも企業への説明責任が求められる「AIを利用した企業に決定過程の説明責任」が話題を呼んでいます。
政府が策定したAIの7つの原則
・AIは人間の基本的人権を侵さない
・誰もがAIを利用できるよう教育を充実
・個人情報を慎重管理
・AIセキュリティーの確保
・公正な競争環境の維持
・AIを利用した企業に決定過程の説明責任
・国境を越えてデータを利用できる環境を整備
AIsmileyより引用
今はこのIA7原則というのも考えられているようですが、
本当に、AIやAI搭載のロボットと今後暮らしていく未来がどんどん開発されていくのだとしたら、開発のルールというのは、慎重に慎重に考えねば、映画のような展開が起こらないとは誰も言えないのではないでしょうか。
ルールを考えたところで、その更に先に、AIがAIを作っていくようなことになった日にはどういったものが作られるかなんて。もはや人の手に負えるものなのか・・・
分からないですが、そういったものがハッキリ分かる前に、それよりも先にどんどん技術は進んでいる印象ではあります。
いつまでもラボット(LOVOT)のようにただただ可愛いロボットや、ルンバのようなお助けロボットばかりだったらありがたいのですが。
ま、このAIを導入していく開発段階にいる私達は、まさに実験台ってところなのでしょうかね(^^;)
うなく動作するか、どのような動作をするか。
常に新規開発というのは試行錯誤で実験を重ねるしかないのでしょうか。
正直命をかけたくはないですね。
とは言っても、たとえばこのアイロボットの世界では人間が運転するよりは(ロボットが氾濫でも起こさなければ)遥かに安全に車が走り、ガソリンの爆発事故の心配もなく、お年寄りの家にはお助けロボットが居て介護に疲弊する人々の姿はない訳です。
オデッセイを観ると、むしろ生き抜くためにみんな自家栽培でも学んだ方がいいんじゃないか?なんて思ったりしましたが(笑)
人は探求心の尽きない生き物である以上、自給自足の生活のように時代が戻ることはないのでしょうね。
未知の領域は恐ろしいものでもありますが、
これまでも人間は未知の領域を開拓してきたので、これからも突き進むのみなのかもしれません。
こちらの動画ではAIのロボット『ソフィア』が冗談で「人類を滅ぼします」と言っているそうです。
その言葉自体も怖いですが、既に『AIが冗談を言える』というのが、
あれれ?今どこまで行っちゃってるの・・・?とゾワゾワっとしてしまいますね。
こちらはその『ソフィア』とウィル・スミスが対談した時の動画です。
内容はこちらでざっくり解説してくれています。
またこちらはサムスンのTechnology and Advanced Research研究所のSTAR Labsが開発した『NEON』。
”記憶や知識をまるでひとりの人間のように学習させて育成していくことも念頭に置いている”
とのことですが、そうなった時実際のひとりの人間との違いは何なんでしょう。
分からないことが多すぎます。
キーポイントはアイコンタクト 考えるロボット、サニー。
サニーはこのアイコンタクトで、かなり重要なシーンで意思疎通を図るのです。
アイコンタクトで、「自分を信じて」とスプーナー刑事(ウィル・スミス)にサインを送るんですね。
ものすごく賢いです。
サニーが人間にいろいろ質問したり考えている様子は、姿こそロボットですがもはや人間と何も変わらない思考する顔でした。
サニーは、夢の中でロボット達を率いって丘の上に立っていたのはスプーナー刑事だと言うのですが、最後そこに立っていたのは自分(サニー)自身でした…。
それは、サニーの手にロボットとの共存の未来が託されたということでしょうか。
どういった未来をサニーがこの後選んでいくかは、
この後の人間の行い次第なところもあるのかもしれません。
映画の中でこそサニーは偏った行動は起こさない、人にとって共存できる立ち位置を演じていましたが、その後どうなるのかというのは気になるところでしたーーー。
ウィル・スミスの映画と動物
もはやエイリアンやアンドロイドと渡り合ってきている彼に、『人間』と『動物』の違いなどささいなものなのかもしれませんが、彼の出てくる映画にはいくつか動物が出てくる作品があります。
まずMIB(メン・イン・ブラック)です。
あの可愛いパグちゃんです。
あのパグとセットであってこそのMIBだとも言えます。
そしてこちらも(恐らく)みんな大好き アイ・アム・レジェンドのシェパードですね。
そして今回記事にしましたアイ,ロボットでも、さりげなく猫を助けるシーンがありました。
死んだ博士の屋敷に行った時のシーンですね。
ロボットが突如屋敷を取り壊し始め、危機一髪で脱出する際に屋敷の中で出会ったその猫もしっかり助けて一緒に脱出し、お母さん(祖母?)のお家で飼われています。
動物にも熱く優しい姿もどうぞお見逃しなく(*^^*)
ウィル・スミスの映画はどれもこれも面白いですが、やはり何がいいって、熱さなんですよね。
とにかく熱い・・・!!!✨
結構はでなアクションを繰り広げるものが多いですが、例えば『幸せのちから』なんかはヒューマンドラマですがかなりよかった印象が残っています。
諦めない力、大切ですね。
私が観た中でもめちゃくちゃ面白くて何度か観たのを挙げてみましたので、映画のチョイスに迷った時はこちら、恐らく、外れがないですよ♪✨✨
いったいこの世界はどこへ向かい、どこへたどり着くのか…!??
SFから、これからも目が離せません♪
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