こんにちは。hibikiです。
今日はこれまで観たSF映画の中でひとつ紹介するならコレだ…!!!
とイチ押ししたい映画。
『メッセージ』の紹介です。
この記事はこんな人にオススメです。
『メッセージ』のあらすじ 監督・キャスト
突如、地上に降り立った巨大な球体型宇宙船。言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)はヘプタポッドと呼ばれる知的生命体が人類にとって平和の使者なのか脅威なのかを判断するため、彼らと接触し言葉を理解してほしいと軍から依頼を受ける。物理学者のイアン(ジェレミー・レナー)とチームを組み、人間のものとは全く異なる、まるで動く絵画のような異質な言語解読に没頭するうちに ルイーズは時間が逆行するような奇妙な錯覚に陥っていく。そして言語の謎が解けたとき、彼らが地球にやってきた驚くべき真相と、人類に向けた美しくもせつないラストメッセージが明らかになっていく――。
シネマカフェより
hibikiのSF好きの歴史
私が最初にSFものの映画を観たのは確か中学生の頃でした。
いや、小学生だったかもしれません。
父がスターウォーズやバックトゥザフューチャーが好きだったので、割とそういった映画に触れたのは早めだった気がします。
しかしこれは、『自分で選んだ』というよりは、その面白さはその頃はよく分かってなく。初めて自分で見てみようと選んだSFは『アルマゲドン』でした。
確か高校生の頃でした。
恐らくもともとはSFそのものよりも、SFの中にあるヒューマンドラマに惹かれて見ていたように思います。
しばらくこの『アルマゲドン』が自分の中での映画ナンバー1だった時期がありましたが、今となると何故父が死んだにも関わらずこの人達はこんなに普通に笑っていられるのか・・・!??とか余計なことばかり考えてしまうようになってしまい(;´Д`)
いつの間にかあまり見なくなってはしまったものの。
最初に心を掴まれた映画として。
これからもずっと心には残ると思います。
さて、それからだいぶ経ち。
スターウォーズなんかも自分でDVDを買って何回も見たり。
ここ最近は特に化学そのものに興味が深まり、
今ではSFのテーマ自体に引き込まれるようになりました。
これまで観てきたSFの中で、割と好きなものからすごく面白かったものまで挙げるとこんな感じです。
まだ見たことのない生物と人間の交流や、その中で芽生える仲間意識だったり友情・愛情といったものに、『E.T.』や『MIB』や『アイ・ロボット』などは魅せられた人は多いのではないでしょうか。
hibikiも、宇宙ものや地球滅亡系はただそれだけでハラハラドキドキ感で楽しめたものですが、特にE.T.やMIBなんかは未知の生物にここまで本当に生きてる感を感じるのかと、感動を覚えたのと、その交流に魅せられました。
好奇心を半端なく掻き立てられる。そんな感じもありましたね。
特にMIBなんかはウィル・スミスの演技が好きだったり、相棒の犬が可愛くてというのもありで、何度も何度も見ました。
猿の惑星なんかも、今見ても、何度見ても面白いですね。
人間だけじゃない世界が面白いのかもしれません。
この現実の世界は、あまりにも。まるで人間のためにだけ世界があるかのように考えらられ、進められていることも多いように感じ。
そんな世界に疑問を持つことも多いのです。
私も人であるのに、人は矛盾した生き物だって。こういうことなのでしょうか。
そんなこんなで年々、益々SFにハマっていってます。
それから表現はますます進化して。
表現やテーマが進化したからなのか、それとも現実の世界が進化してきたからなのか?
リアリティが増してきました。
AIやアンドロイドだったり。宇宙や時間について。
『まだ解明されていないこと』でありながらもリアリティある説得力ある表現を見た時のぞくぞく感。
その中には、もはや今となってはただの想像の域でないものもあります。
例えばアンドロイドの話なんかは。
本当にリアルな話になってきましたね。
さてそんな中で。
なぜメッセージをNO.1に挙げたのか。
それはこの映画の中で提示された、『未来』と『時間』にまつわる概念であり、話の持って生き方であり。
そしてゾクゾクと引き込む音楽です。
映像ももちろん見せ方がうまいと思いましたが、それ以上に音楽が素晴らしかったです。
以下ネタバレあり。
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メッセージのどこがそんなによかったのか
この記事を書いている時には私はもう3回この映画を観ているので、2回目と3回目で感想が変わってしまうのですが。
最初に見た時のことを思い出しながら書くと。
とにかく、え…どういうこと!??どういうこと…!??と、いい感じで仕掛けがされていました。
まず、どこが未来の話なのかが分からない。
冒頭から出てくる娘のシーンも。
フラッシュバックが起きているのかと思わせられる仕組み。
そして『言葉』を知ることが『未来』を知ることと繋がると、最後の最後でやっと分かる。
分かった時のゾワゾワ感。
宇宙人との交流、宇宙人や未来へのアクセスとは…というところに言葉の解読をキーポイントとする点がすごいです。
だってこれまでのだいたいのSFが、何故か宇宙人だろうが普通に英語をしゃべったりしていたじゃないですか…!
未来へ行ける、見えるようになると言えば、時間や光を解読することとか、そういう風に考えガチでしたが、この映画は少し違った。
最後のシーン。
どうやって争いを止めたのか・・・!??
どうやって大統領に電話をかけたのか。
電話をかけられたことが、話の中で直接彼と話していないと分からない内容を含むことが、『未来を知っている』ことを証明しているということ。
彼らの言葉を解読することで、繋がる。
その発想が新しいように感じました。
そしてルイーズという人が本当にすごい!
まず宇宙人の前に立った時に、彼女は「これでは私のことが分からない」とスーツを脱ぎます。その勇気。
学者の好奇心なんでしょうね。
恐ろしく恐怖を感じていながら、でも好奇心が勝つ。
途中、彼らの文字を彼女が操った(書けるようになった?)時、ゾクゾクしました。
そして彼女が、未来の子供が死んでしまうこと、夫と別れることになってしまうことを知りながら、それでもイアンと一緒にいることを選んだこと。
どんな未来を知っていても、彼女は強く今を生きることを選ぶ。
そんなところにも、この映画のメッセージ性を感じるのです。
『メッセージ』を観たら聞きたくなるサントラ
本当にいい音楽って、体の芯からゾワゾワするというか、鳥肌が立つもので。
感覚すべてに訴えかける何かを持っている、そんな音楽を作れるって、本当にすごいですね。
ヨハン・ヨハンソンは2018年、48歳という若さでこの世を去りました。
心不全だったそうです。
私は音楽に全く詳しくないので(むしろ疎い)、メッセージを観るまでこの方のことは知らなかったのですが、映画における音楽、音の重要性をすごく実感した、そんな映画にまりました。
亡くなっても、素晴らしい音楽はずっと残るでしょう。
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映画ではないですが、ウエストワールド2を観よう見ようと思ってまだ見てませんでした。amazonプライムでやってたんでしたっけ・・・もしかしてもう見れない・・・?
かなり刺激の強い(血が出る系の)映像表現が多いので、HSPな私はしばらくゾゾゾ…と沈む可能性があり。見るタイミングを図っているうちに、忘れていました(´Д⊂
今年のどこかでタイミングがあれば見ようと思います。
いったいこの世界はどこへ向かい、どこへたどり着くのか…!??
SFから、これからも目が離せません♪
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