こんにちは。hibikiです。
今日は先日に続いて、猫の映画『旅猫リポート』を観ましたので、その感想を書いていきたいと思います。
実はこれ、まだ観たことがなかったと思って観ていたのですが、後半やっと10年以上前に一度観ていたことを思い出したのでした。
記憶蘇るの・・・
遅っっ!
とは思いましたが(*ノωノ)
逆に新鮮に観れてよかったかもしれません。
これはいろんな思いで、涙、涙の映画です。
ストーリー的にも涙だし、そんで大好きだった女優さん、竹内結子さんも出演されてるしで(T_T)
この記事を書きながら、キャストは本当は福士蒼汰くんが主演なのですが、竹内結子さんの出演映画が本当にどんなジャンルも沢山楽しんだ思い出が詰まっていて…😢
いつもは3~5作品程気に入ってる作品もしくは注目したい映画をキャスト出演作品の欄に記載させて頂いているのですが、選びきれず、、、
今回は沢山載せさせて頂きました。
竹内結子さんの演技が、ドラマも映画も、本当に好きだったんですよね…。
夢中で見て楽しんだ沢山の時間を、本当に、本当に、ありがとうございましたm(__)m
それからですね、猫ではなく主人公に焦点を当てて観ると。
救いがなさすぎる…!!!😢
詳しくは後程書くとしまして、まずはいつものようにあらすじとキャストからになります。
この記事はこんな人にオススメです。
『旅猫リポート』のあらすじ 監督・キャスト
元野良猫のナナは、交通事故にあったところを心優しい青年・悟に助けられ、5年間飼い猫として幸せに暮らしてきた。しかし、とある事情でナナを手放さなくてはならなくなった悟は、新しい飼い主を探すため、ナナと一緒に日本各地を巡る旅に出る。幼いころの親友や初恋の相手など、悟がこれまでの人生で出会ってきた様々な人たちを訪ね歩く中で、伝えられなかった気持ちや本当の絆、そして悟の知られざる過去や秘密が明らかとなり…。
シネマカフェ より引用
以下ネタバレあり。
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『旅猫リポート』に登場する猫 ナナ役のトムくん
さてまずはこの映画に登場する猫。
福士蒼汰くん演じる悟が最初子供の頃飼うことになり一緒に暮らしていた猫はハチでした。
そして大人になってからハチにそっくりの猫、ナナに出会います。
ナナ、ちょっと毛がもじゃっとしたハチワレかな?
と思っていたら、どうやらセルカークレックスという品種の猫のようです👀
個性的で可愛いですよね~(*´▽`*)
このひょうきんな顔つきと、絶妙にマッチした”しゃべり”でどんどんナナに愛着を感じていきました。
このナナを演じた猫がトムくんです。
撮影すべてこのトムくんが出演ということで、トム君の頑張りによって沢山の人に感動を届けられたという訳ですね~(*´ω`)
そして今は原作を執筆された有川ひろさんの元で暮らしているようです😺
Twitterにたまにトムくんっぽい猫が登場しているので、この子でしょうか(*^^*)
このおりこんなにゃんこは今どうしているんだろうな~と思いながら調べたところ、
幸せそうな日常を送っていて、ほっこりです。
これはサトルがナナとの旅の中で 最後に自分の人生を思い起す物語
さて。
物語の割と序盤で、”サトルが猫を飼えなくなって”、と言うんです。
子供の頃のハチとの思いで、両親が事故で無くなり、そして唯一の家族だったハチとも離れ離れ。
ハチに最後に会うこともかなわず。
そんな中、その後出会ったハチそっくりの猫ナナを、飼えなくなったとなる事情なんてひとつしかないとすぐに分かりましたーーー。
子供の頃修学旅行に行っている間に事故でご両親を亡くし、
そして転勤族の叔母と暮らす中で必然的に住む場所は点々とし。
そしてそんな中、引っ越し先の各地で出会った友人達。
この物語は、病気で恐らく間もなく亡くなることが分かったサトルが、ナナと共にナナの新しい家族を探しにその友人達の元を訪ねながら、
その友人達との当時の様子を思い返しながら進んでいくストーリーとなっています。
そんなサトルと一緒に車で旅をするナナは、微塵も他の家族の元へ行くつもりがないんですよね…。
これがまた強い絆を感じるからか、しかし最後どうなるのか分かってしまうともうどうにも悲しい気持ちになるんです…。
小学校の頃の友達、コースケ
最初に訪れたのは小学生の頃の友達、コウスケのもとでした。
子供時代の回想の中で、サトルとコウスケはハチと出会い、最初に見つけたコウスケが飼いたい!と願うも、親が許してくれることはなく、学校の屋上に立てこもります。
最終的にはハチはサトルの元へ。
そしてその後の修学旅行に行っている間に、事故で亡くなってしまったご両親。
突然、両親がふたりとも居なくなる、、、。
悲しい出来事は正直これだけでも十分でしたねーーー。
そしてサトルは母親の妹であるノリコ(竹内結子)と暮らすことに。
転勤族でネコは飼えないからということで、遠くに住む親せきの家にハチはもらわれていくことになりました😢
ハチは唯一の家族なんだ!!
と訴えるサトルが、ほんとに見てて辛かったです(T_T)
それから話の主題ではないですが、このコースケの父親がなんとも、腹立たしい!!!
主題ではないと言いつつ、コースケの家でハチが暮らせたらまだ当時のサトルの心も少し救われたかもしれないと思うと関係なくもないのですが。
あのオヤジはなんでこんなにも偉そうにしていられるのか😨
修学旅行から戻ってきて、サトルのご両親の話を伝えるのに、何もあんな風に怒る必要が本当にあるのか。
いつもソファに偉そうにふんぞり返ってる姿もなんとも全くもって好きになれません。
この奥さんもなんで黙ってるんや・・・・😨
そしてその家から大人になっても出てないコースケにもちょっと驚きでしたが。
家から出て自由を手に入れたらよかったのでは。。
しかし最後はコースケもそんな父親と真っ向から向き合い戦います。
自分の意思をしっかり伝えて!主張し!自分は自分で生きていくんだコウスケ!!
そりゃお嫁さんも帰ってしまうよ💦
しっかりせーい!と私も言いたくなってしまいました(^^;)
スギとチカコ
ちょっと中盤気が逸れていたのか、中学時代の話がおぼろげなので飛ばして
高校時代へ移ります💦
高校時代の友人、スギとチカコのペンションへサトルははるばる車を走らせて到着しました。
そこにまず出迎えたスギと、ワンコです。
ナナはこれっぽっちもここでも暮らすつもりがなく、ワンコとの相性も悪くさっそく喧嘩を始めてしまうんですね💦
その時、犬がこう言いました。
”サトルからはもう助からない匂いがする”ーーーと。
のちのち、ノリコの元へと二人で行って暮らす中で、ナナはそのことを思い出し、その匂いはまだ消えないと言います。。
ナナも、最後まで一緒に居るんだ!というのは、そこまで覚悟していたのかもしれませんね…。
ふたりの家へついてから物語はまた回想シーンへと移ります。
高校でサトルはスギとチカコに出会うのですが、ふたりは幼馴染。
そしてスギはチカコが好きなんですね。
しかしサトルにもそのチカコはとても魅力的に映っていることが言葉の端々からスギに伝わってしまい、
チカコもチカコでどことなく好意があるようにも見えます。
そしてスギは焦ったスギは、”オレ、チカコのことが好きなんだ”とサトルに面と向かって伝えるのですが、サトルは子供の頃からそんな環境だったからか、
あんないい子だったらそりゃ好きになるよな~と。
オレは転勤族だから遠距離になるのが分かっている恋愛なんて悲しいだろ、
そう言ってスギを安心させてあげようとするんですよ…😢
自己主張、すればいいのに…!😢
引いてばかりでは、君はいつ報われるんだい?
と思ってまた辛くなりました、、、。
そんな中、サトルは遠くで暮らしているハチに会いにいくためのお金を稼ぐと、バイトを始めるのですが、毎日3人で楽しく働いていたハズだったある日、
ハチが事故で亡くなってしまった連絡を受けるのです(;_;)
この世にいたたったひとりの家族をこれでサトルは本当に失ってしまいました。。。
そこでチカコがちゃんとしっかり悲しんでこないと!と、
もう行く理由がなくなったというサトルに伝えるのです。
しっかりお別れをしてきたサトルは、その後また次の場所へ、転校していきましたが、
スギの中ではサトルとチカがくっつかないようにけん制した後ろめたさが残っていたのでしょう。
話は現在へ戻り、サトルは二人のペンションを去る際に、実は当時チカコのことが好きだったんだと伝えるんですね。
複雑な表情をするスギの横で、チカコは、ふたりの間で揺れる乙女心を体験しておくのもよかったのかな~??と、おちゃらけ、3人の間にあったそれとなく残っていたしこりが、ふわっと消えたような感じがしました。
スギはまた、サトルに救われましたね~。
チカコさんも出来た人だな~なんて思いましたが(*^^*)
自分の運命を悟っているサトルは、きっと、
思い残しを、最後のその時に残したくないって気持ちがあったのかもしれないですね。
最後の旅で
結局スギたちの元にも無事別れを告げ、サトルについてくることが出来たナナですが、
その後はふたちで北海道へ向かいます。
そしれ大自然の中を車を走らせ、途中ナナと一緒に車を降りて外の景色を眺めます。
しかしそこでサトルは急に具合が悪くなり薬を取りに車の中に戻るのですが、その後ナナを見失ってしまったことに気づきますーーー。
周りはどこまでも続く菜の花畑です…。
こんな中でもう見つからないかもしれない…!!!
サトルは焦りと絶望の中、ナナ―!!!と叫びながら泣き崩れます。
そこへ”にゃ~”とナナの声です。
サトルは、”置いてくなよ…そばにいてくれよ…”とこぼすのです😢
なんだか、新しい飼い主を探していたはずの旅ですが、本当はやはりサトルも離れたくなんかなかったんですよね…。。
そして最初からそれを分かっていたナナだったのでした。
”やっと、やっと本音を言ったね。サトルがそう思ってることなんか、ずっと知ってた。”
ナナの言葉がしみます😢
ノリコとの回想シーンの中で分かるもうひとつの悲しい出来事
最後は竹内結子演じるノリコの家へ。
ノリコはナナを今度こそ引き取るために、これまでずっと転勤族でしたが転職して家を買い、そこでサトルとナナと暮らすことを決めたのです。
しかしノリコは”自分はいい保護者じゃなかった”と後悔している様子なんですね、、。
そして回想シーンの中で、サトルにとってのもうひとつの悲しい出来事が発覚します。。。
なんと、サトルの優しかったご両親は、事故で子供の頃に亡くなってしまったあのご両親は、
サトルの本当の親ではなかったんだと言うのです。
ノリコは弁護士をしていましたが、その中で親に捨てられてしまった子供のことを姉夫婦の家で話していたのですが、その時に子供が恐らく出来なかった姉夫婦が里親になることを決意した、といういきさつだったようなんですね…。。。
なんだかね、、、
両親共に子供の頃に事故で無くし、
その時飼っていた猫とは離れ離れになったあげくに
会いに行くためにお金を頑張って稼いで貯めていた中でその猫も事故で亡くなり、
転勤族で友達ともすぐ離れ離れ。
そしてハチそっくりの猫に出会ったと思ったら、今度は自分が病気で早死にする運命だと…。
それだけでも十分でないかい???
というか、最後の早死にするのも、そういう可能性がある、で最後救われても私はご都合主義だなんて思わず、普通にいい映画だったなぁ~と思って観たけどな😢
おまけにそこに更に両親が実は本当の親じゃなかったとかいう話、いるかい???
いろいろ悲しすぎるでしょう。。。
サトルの最後
さて、サトルはノリコの家につくやいなや、入院してしまいますーーー。
ボクももちろん連れていくよな!??と話しかけるナナ😢
連れていきたいよねそりゃ…(ノД`)・゜・。
その後ノリコとやっと面会に行けたナナは、病院の屋上?中庭?でサトルと会ったのち、
ノリコに連れられて車へ乗り、家へ帰るはずだったのですが、そこは流石のナナです。
サトルが外に出てきたらいつでもすぐに会いに行けるよう、ケージから抜け出し、ノラ猫の生活へと戻るんですね😢
そしてサトルが看護師さんに連れられて外に出てきた隙に、ナナがそそくさと会いにくるのです。
そんな風にして過ごしていく内にサトルの容態はどんどん悪くなっていきますーーー。
最後のその時を外に居たナナは感じ取り自ら病院へ走ります。。。
探しにきたノリコに病院の前で拾われ無事サトルの元へと来ることが出来たナナ。
亡くなる間際にナナに会えて、サトルが最後に残した言葉は
”あ り が と う”
でした(T T)
ナナ、悲しすぎるだろうと思いましたが。
それにノリコさんも、唯一の家族のサトルだったのではーーー😢
サトルはそれでも、親に捨てられた自分なのに、あんなにやさしい両親が里親とも気づかないくらい自分の両親になってくれてたこと、そしてハチやナナに会えて、ナナを最後はノリコさんが引き受けてくれて、自分は幸せだと言うのです(T T )
もっと報われてほしかったよ~~~~~💦💦😢
なんでなんだと、観終わってからずーーーっと泣いてました(T T )
夫には、冷静に、フィクションだから、と突っ込まれましたが。
フィクションだからこそ、もう少し救いがあってもよかったのでは!??という気もしてしまいました💦😢
しかしこの映画の中でのナナから感じられる、猫も人への強い思いがあること。
猫には猫の気持ちがある。
猫のニャン生がある。
そういうのは、すごく感じましたね。
メイたちも、ずっと一緒にいたくて居るんだと、言ってくれるだろうか?
いつか来るこの子たちとの別れの時。
その時に最後まで幸せに過ごせたと思ってもらえるよう、いいニャン生だった、いい犬生だった、家で一緒に過ごせて、一緒に生きれてよかったと思ってもらえるように。
この子達との毎日を、これからも大切にしたいです。
本当は、ずっと居てくれたらいいのにね。
猫はいい。猫はいいよほんとに・・・。
ただただ素晴らしい存在である猫と一緒に生きられることに感謝です。
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