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【映画】マリと子犬の物語の感想-災害時の動物のことも考えよう-

映画-マリと子犬の物語-感想 映画の感想・紹介

こんにちは。hibikiです。

東北の震災の時。

昨年の大雨での洪水が各地で起こった時。

そして今年も各地で起きている災害に。

私たちは日々備え、起きたら最善の行動をそれぞれがとり、助け合うこと。

その『助け合う』に、どうか同じ家族であるペット達のことも入れて考えてほしい…。

災害が起こる度に、なるべく被害が少ないように、、と祈りつつ、

人と人生を共にしている動物たちも生き延びれていますようにと願うーーー。

まず人の命。

そうなのかもしれない。

だけど飼ってる人にとってはペット達も人と同じように家族なんです。

少しずつ、避難所に連れていける場所も増えている。

本当にありがたいことです。

日頃から、いざという時にどうするか、ペットのことも含めて考えておきたいですね。

前置きが長くなりましたが、今回は2004年の新潟県中越地震の時の実話をもとに作られた映画『マリと子犬の物語』を紹介します。

『マリと子犬の物語』のあらすじ 監督・キャスト

舞台は新潟県山古志村。その村に住む石川一家はある日子犬と出会う。子犬はマリと名付けられ、マリは3匹の子犬を産み家族みんなで幸せに暮らしていたが、その時新潟県中越地震がおこり…。

マリと子犬達と、家族との絆を描いた涙なしには見られない一作です。

2004年、新潟県中越地震で実際に起きたできごとを元に映画化された作品。原作は「山古志村のマリと三匹の子犬」という絵本です。

監督
  • 猪股隆一
その他監督作品
  • 書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-
  • ラストコップ THE MOVIE
キャスト
  • イチ(柴犬)(マリ 役)
  • 船越英一郎(石川優一 役)
  • 松本明子(長谷川冴子 役)
  • 広田亮平(石川亮太 役)
  • 佐々木麻緒(石川彩 役)
  • 宇津井健(石川優造 役)
船越英一郎 関連作品
  • 木更津キャッツアイ
  • 涙そうそう
  • 白夜行
  • 県庁おもてなし課
  • デスノート Light up the NEW world
松本明子 関連作品
  • ユー・ガッタ・チャンス
  • タンポポ
  • スーパーの女
  • UDON
  • 三十九枚の年賀状
広田亮平 関連作品
  • 涙そうそう
  • あの空をおぼえてる
  • 山のあなた〜徳市の恋〜
  • 20世紀少年 <最終章>ぼくらの旗
  • きな子〜見習い警察犬の物語〜
  • 桜ノ雨
イチ<柴犬>関連作品
  • ひまわりと子犬の7日間

以下ネタバレあり。

『マリと子犬の物語』を観て思うこと

序盤の、段ボールから顔をのぞかせた子犬。

ここからだいたいの人が心を持ってかれます。

私もかわいすぎてきゅんきゅんきました(*´ω`)

宇津井健と船越さんの親子の息の合った感じとかケンカしても仲がいい感じとかも見ててほのぼのしちゃうんですよね。

マリが親になって、3匹の子犬と一緒に走る姿はなんとも愛らしいですね~(*´∇`*)

立派な成犬になったマリもめちゃくちゃ可愛くて(≧ ≦) 

しかしそんな犬たちのかわいらしさや強さに気づくと共に、

改めて地震の恐ろしさが伝わる映画でもありました。

自然災害は人の力ではどうすることもできない。

けれど、起こった時に。

どう動くか。

どう立ち直って行くか。

人間はこんな状況でも、それでも立ちあがって、助け合って生きていくものなんだなと…

そんなことを思う作品でもありました。

そしてこの映画で最も心うたれるのはやっぱり、人を助けようとするマリの姿。

子犬達を導いて共に生き残って家族の元へ必死で帰ろうとするマリの姿なんです…。

地震が起きた直後、ガラスを踏んで足から血を流しながらも。

家族を心配しておじいちゃんと彩の元に来るマリ。

なんて優しくて賢い子なんだと。

家が全壊してからも、必死で家の下を掘るマリ。。。

自衛隊に感づき、走って行って、自衛隊に必死に助けを求めるマリ…。

自衛隊の人が犬の気持ちが分かる人でよかった…

それでもやっぱり人命救助が第一優先。

辛い現実ですね。。

(映画だけを見ていると、このヘリ、犬4匹くらいまだ乗れたんじゃないの?と思ってしまいますが…重量オーバーだったり同席する人のことだったりいろんな問題があったのでしょう。)

マリがいたから助かったのに…

犬でもマリ達は大事な家族なのに…

マリ達も一緒だよね、と自衛隊に訴える彩ちゃんの気持ちがすごく分かる。

そう思うよね…。。

マリ達を残して行かなきゃ行けなかった子供の気持ちを考えると。

涙がボロボロ止まりませんでした。。。

子供達に見つけてきたご飯を全部あげるマリ。

鳥達を追い払って必死で子供達を守るマリ。

冷蔵庫からソーセージを見つけ出してなんとか生き延びようと頑張るマリ。

土砂崩れの中。

山道をふたりだけでマリを探しに行く亮太と彩ちゃん。

お父さんが探しにきて。

どうしても探しに行くんだ!!

もう死んじゃうのは嫌なんだ…!!!

と泣く亮太。
                                       一時帰宅が許可され、マリを探すお父さんと亮太と彩ちゃん。

必死でマリー!!!と叫ぶ彩ちゃん。

その時原っぱの丘の向こうからピョンピョンと顔を出し走り寄ってきた子犬達(T T)

最後にボロボロの姿で出てきたマリ(T□T)

やせ細ったマリ。。

生きててよかったーーー(ノД`)・゜・。

子供達を守りながら必死で生き抜いたマリ。

本当にえらい(T□T)

人と動物の絆って、すごいですね。

避難所の体育館で、お父さんさんがみんなを助けられなかったと落ち込む息子に言った言葉。

「生きてればもっともっと仕方のないことに、どうにもならないこと、どうしようもないことに出会う。

生きてくってのは、そういうことをひとつひとつ乗り越えていくことなんだって、お父さんはそう思ってる。」

そうなんだよなぁ・・・としみじみ感じながら聞きました。

子供に大切なことをしっかり心からの言葉で教えられる。

いいお父さんですね。

どうしようもないことが、現実の世界でも日々、起こります。

私は毎年。特に昨年から。

このくらいの季節になると、どうにもできない気持ちが押し寄せることがあります。

懸命に生きてきただけなのに、沢山の素敵な作品を世の中に贈るために懸命に日々制作に励んできただけなのに。逆恨みに合い生きられなかった人達。

どうにもできない、生きづらい世の中に傷つき去ってしまった人達。

真面目で優しい人程辛い世の中という部分はあるのかもしれない。

生きられなかった人達の分までとは言えない。

そういう人もいるのだから頑張って生きよう、とも言えない。

辛い人にとってそんな言葉は余計追い詰めるだけだから。

ひとりひとり。自分ひとり生きるのも精一杯な世の中だから。

だからこそ。

なるべく自分の周りの人だけでもひとりにならないように。

孤立しないように。

なるべく優しい世界を作れるように。

していきたいし、

強く生きいこうと、改めて思い返すのです。

ちょっと動物の話から逸れましたが。

日々動物たちにどれだけのものをもらっているのか。

何かあった時に動物達が犠牲になるのでは悲しいですね…

元気で長生きしてもらえるよう日々大切にすること。

何かあった時にどうするかをちゃんと決めておくこと。

大事なことを振り返る。

いい映画です。

もうだいぶ前の映画ですが、今見てもきっと心に残るものがあると思いますのでオススメです。

今はもうだいぶ大きくなられている、広田亮平くんの子供の頃の姿も必見です。

とっても可愛くて、自分の中でも当時一押しの子役のひとりでした(#^.^#)

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hibiki
hibiki

災害時のペット達の準備。出来ていますか・・・?
大切な家族を守りたければ、日々の備えと心構えから、ですね。

ペトコトさんの記事にもペットの防災関連の記事がありましたので

こちらも是非ご覧になってみてください(*^^*)

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