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【適応障害・鬱】病院選びが人生を左右するかもしれない、ということ。【気分循環性障害】

病気のこと

気づいたらもう何年も、治らない。そんな状態になっていませんか?

うつ病や精神疾患にかかり治療を続けているが、なかなか回復の兆しがない方。

そして今まさに病気かもしれない、どこの病院に行けばいいのか…と悩んでいる方。

一度真剣にその病院で大丈夫か考えて欲しいです。

病院選びで見て頂きたいポイント

結論から言うと、病院選びで見て頂きたいポイントはここです!

  • 通える距離にある
  • 薬物治療だけで済ませない(薬はあくまで治療のサポートとしている)
  • 根本的な原因を探ることに努めている
  • カウンセリングも平行して行っている
  • 患者自身と向き合っているか(毎回5分話して薬を出して終わり、など…)
  • 栄養療法、運動療法、認知行動療法など、様々な角度からの治療を行っているか

このポイントを、病気に苦しむ患者さんご本人だけでなく、パートナーやご家族の方にぜひ一緒によく見て頂きたいです。

そしてこの記事には私がこう思う理由を、体験談を交えて書いていきたいと思います。

病気の根本的な原因を探り、そこから治療を考える

根本的なところから見つめて治療を行ってくれる病院を選ぶこと


私は誤診により長い間うつ病が改善せず復職できず、うつ病・気分循環性障害が治るまで6年近く、そしてその後も度々出てきた睡眠障害が完全に治るまで3~4年近くかかってしまいました。

ここで誤解のないように先に書きますが、だから転々とした病院を恨んでいる、という訳ではないのです。自分で自分の状態も分からないのに、専門の先生だってなかなか判断が難しいところもあるのも分かります。

ただひとつ思うのは、明らかにお金儲けに注力していて、患者を診ていない、そういったお医者さんも実際にいるであろうこと・・・。

しかしそれを責めることはできません。

自分の人生をどう生きるか、どこに力を入れるか、どういった仕事をするか。

何のために仕事をするかーーー。

それぞれの病院の経営方針だったり、どのくらいの患者を抱え込んでいるかだったり。

それは人それぞれで、もっとちゃんと診て欲しい!と言うことはなかなか難しく感じます。

私がここで言いたいのは、私たちにもまた、「選択権がある。」ということなのです。

しかし簡単に選べない方もいますね。

田舎の方に暮らしていて、そもそも通える病院がそんなに選べるほどないという方。

それから、うつ病などで頭が回らなくなってきていて、そもそも先生がちゃんと診てくれているか、自分で判断するのも難しい状態である方、、。

私の場合もそんな感じでした、、、。

この通院が意味があるのか…?

まともに考える力も無くなっていたように思います。

そういったことを今思い返して、自分がここに書けることがあるとすれば、

前者の方へは、やはりこのネット社会を利用して、口コミなどから信頼できそうな先生を見つけたり、私がお世話になった廣瀬先生のようにyoutubeで病気の説明をしてくださっている先生もいますのでYouTubeを聞いて自分で改善策を試してみたり。本を読んでみたり(病気の度合いによっては本を読むというのがまた出来なくなってしまったりもするとは思いますが…)
ネットでオンライン診療を受け付けているクリニックも最近ではあるようなので、そういった所へ問い合わせてみるのもいいかと思います。

後者の方の場合は、自分が判断ができなかったり思考力等が鈍っている状態だったり、考えるエネルギーがそもそも沸いてこない状態だと、自分で気づくことが出来ない場合もあるかと思います、、
なので是非、ご家族やパートナーの方に、協力を仰いでみてください。
周囲の方はどうか一緒に病院へ行って、そして付き添って行くだけでなく、一緒に先生のお話をしっかり聞いてあげて、一緒に考えて質問などしてあげて欲しいです。

自分の経験から言えるのはこのくらいですが、

とにかく言いたいのは、本人は自分で考える力や理解する力が弱まっている可能性もありますので、

長く治療を続けているご家族がおられる方、友人がおられる方は、どうか、本当に患者と向き合ってくれている先生なのか、一緒に病院に行って話を一度聞いてみたり、
怪しいようならセカンドオピニオンで他をあたってみるなどしてみてください、、。

自分が何かしてあげたい、と思ってもなかなか素人に何か出来ることは確かに少なく、難しい病気かもしれません。

一度経験したら、どんな辛さが待っているかは半分は理解できるかもしれませんが、やはりそれぞれ症状だったり原因も様々に違うので、完全には分からないところであると思いますし、共有することがなかなか難しいものですよね。

”周囲が助けになってやって”という声への反発の声もよく見かけますが、それはそれでそう思う気持ちも分からなくもないです、、

けれども、やはり普通の身体的な病気だったり風邪や胃腸炎で辛く当たる人はいないのに、何故か精神的な病気にかかると触れてはいけないような空気にさらされたり、急に態度を変えられたり、頑張りが足りないのでは?甘えているんじゃ?などいろんな厳しい言葉を受けることが私自身も過去にありましたが、せめてそういう風な目で見るのではなく、誰でもいつでもなり得る病気のひとつとして、普通に見守ってくれる人が近くにひとりでも居るだけでも、きっと違うと思うのです…。


軽度なら何かしら助けようもあるかもしれませんが(栄養のあるご飯を作ってあげたり、よく休めるような時間を作ってあげたり、一緒に散歩など軽めの運動をしたり)、やはり私たち素人の個人個人に出来ることは、あくまでサポートなんだと思います。

こういった病気への知識を増やし、「悪化に繋がるようなことをしない」こと。

これだけでも実際にやろうと思うと結構難しさも感じるかもしれませんが、例えばアルコール依存の人にお酒を勧めないのと同じように、エネルギーが既にすり減っている人に頑張りや努力を押し付けないことだとか、そんなことでも十分なのではと思います。

私達に出来るのはそういった知識をつけることだったり見守ることで、治療は専門家に頼ることが一番だと思います。

それから病気の治療が長引くほど、だんだん”治す気力”も”治る希望”も無くなってきてしまうこともありますよね。。。

それもこの病気の怖いところです、、、。

しかしあきらめずに、長引いている人ほど、一度考えてみてほしいでんです。

担当の先生は本当にご自身のことを見てくださっていますか…

いい病院選びが真の治療に繋がる

では、どういった点に着目して、病院を選べばいいのでしょうか。

それが冒頭に書かせて頂いたこちらの項目になります。

  • 通える距離にある
  • 薬物治療だけで済ませない(薬はあくまで治療のサポートとしている)
  • 根本的な原因を探ることに努めている
  • カウンセリングも平行して行っている
  • 患者自身と向き合っているか(毎回5分話して薬を出して終わり、など…)
  • 栄養療法、運動療法、認知行動療法など、様々な角度からの治療を行っているか

あくまでイチ、元患者としての個人的な意見となりますが、こういった点で見てみるといいのかなと思います。

私は治るキッカケを頂いた病院にたどり着くまで、4件の病院にかかりました。

長い間の治療生活を振り返って、どういった治療法を行っている病院が恐らく本当の治療に繋がる、といった点も自分なりに考えてみたので、少しでも参考になれば幸いです。

諦めずに治りたい気持ちを持ち続けること

そして何よりも大事なのは、自分自身の治りたいという意思です。

しかしこの病気はその気持ちを持ち続けるのも難しかったと、自分の経験上はそう思います。

”こうすれば治る”という正解が見えないこと、そして治るかどうかハッキリわからない状態が続くこと。

先生ですら、”治る”と言ってくれる人は最後に行きついが病院の廣瀬先生しか居ませんでした。廣瀬先生が、”こうしていけば良くなっていくから大丈夫ですよ”という言葉をかけてくれた時、すでにもうほぼ希望がない状態だったので正直半信半疑でしたが、それでも半分信じて頑張ろうとかすかにですが思えたのを覚えています。

本当にそのくらい治そうという気持ちを持ち続けるのも、病状がひどいほど難しいこともあると思いますが、、その気持ちがないと、薬のみの治療がよくないと言われても、”本当に治るのか”、もうきっとこのままなんだ…何も希望が持てない、、という気持ちのままでは、根本的な治療をしてくれる病院を見つけよう、という気力も沸いてこない…ということもありますよね。

そんな中で辛いとは思いますが、それでも一度考えてみてほしいです。


薬のみの治療がよくないのは、もし薬で思考を止めて寝れるようにし、一時的に状態がよくなったとしても、大元の考え方や辛い状態に陥ってしまう原因がある場所に居なければならなかったり、私のように栄養的な問題から起こっていた場合だったりすると、その辺りの根本的な原因の改善がなければ、薬をやめれば同じ状態にまたすぐ陥ってしまう可能性が高いからです。

しかし、一度ここで薬だけの治療から脱して、
自分自身を見直し、病気の根本的原因を知り、そして自分をよく知り
そして病状が改善されてきたら…。

きっと少し希望が見えてくると思うのです。

そこからは更に自分への理解も深めつつ、そして自分をとりまく社会もよく知り、社会で生きていくための生活習慣や思考を身につけていくことが出来れば、それはもう一生ものです。

もしかしたら時代の流れにより、そこで身に着けたことが通用しなくなることもあるかもしれませんが。ですが、一度そうして自分をいい意味で変えていく、変化させていくことが出来た人は、その先もそうやって時代に適応して生きていくことが出来るのだと思います。

時代に適応する、社会に適応する、と書いていますが、何かテンプレのような正解の生き方あるということではなく、”自分なりの生き方を見つける”ということなんだと思います。


”どうやって生きていくか”ということを、自分で考える力、相談する力、相談できる人を増やすこと、実行する力、そういったものを少しずつ身に着けていくことが大切なんだと思います。

先ほど、病院選びで大事にしたい項目に、カウンセリングを入れたのはこの辺りのことも、きっとカウンセラーさんと話していく中で、見つけられたり、見つけるきっかけとなったりすることもあるかもしれないと思うからです。

病院にカウンセリングのシステムがなくても、別でカウンセラーの先生を探すのもいいかもしれません。

そのくらい、自分を見つめつつも、社会の中で生きていくために他者との話の中で見つけ出すことにはまた別の価値があると私は思っているのです。

考えを変えることに抵抗を感じることもあるかもしれませんが、長い人生の中で、いろんな人と出会っても微塵も考えが変わらないって、いい意味では芯が通ってる、とか言うのかもしれませんが、反面何も影響を受けないっていうのも、ちょっと寂しくないですか・・?

いろんな状況だったり年齢が変わることで、自分自身も変わったっていいと思うんです。

今はむしろ私は、どんどん自分が思う方へ変わっていきたい。大事にしたい芯の部分は大事にしながらも、いろんなことを吸収して、どんどん変わっていきたいと思っています。

hibiki
hibiki

考え方を変えても 自分は自分。

病気で苦しんでいる方の中で、いつも辛い方へ、苦しい方へと考えてしまう方がいるかもしれません。

もしかしたら今苦しいのは、自分には要らない考え方の癖や固定観念を、知らず知らず持つようになっている影響かもしれませんよね。

一度、そういう癖がないか疑問を持ってみてもいいのかもしれません。

自分でも出来ること。そして自分にしか出来ないこと。

本当の自分の心の声に耳を傾けてみてください。


何か周りの人付き合いや状況、仕事に合わせて、考え方を矯正して生きてきた可能性はありませんか?

もちろんそれでうまくいっているのなら、それでいいんです。

何か苦しい状態にいつも陥ってしまうなら、もしかしたら自分を変えていく必要があるかもしれませんね。

  • 何が嫌いで、何が好きか
  • 本当はどう感じてるのか?
  • こうしなければいけない、という考えに縛られてないか
  • 自分にはどういう特徴があるか
  • その特徴で伸ばしていくと楽しめそうなことは他にもないか?
  • 自分の特性で、困っていることはどこか?
  • それが自分の意思で変えられない部分ならサポートする手段はないか
  • 自分でサポート出来ない部分は、サポートを受けられないか
  • 自分にとっての幸せってなんだろう?
  • どんな人間になりたいか・・・?

いろいろ挙げてみましたが、要は自己分析です。

自己分析なんてしなくてもず~~~っと上手く行ってるひとは、こんなこと考えることが無駄な時間に思えるかもしれませんね。

上手くいっているなら実際必要ないかもしれません。


ですがなにか躓いたり困難に陥った時に、本当の自分自身を知ってる人と知らない人、

本当の自分自身をしっかり受け入れ、その自分自身で生きていく術を身に着けている人とそうでない人では、だいぶ結果が変わるような気がします。

「自分を知る」という当たり前のことが、私も30年かかってやっと出来た気がします。

(気がしているだけで実はまだ分かってない部分もありそうな気もしますが💦💦結構みんなそんなものかもしれないですね。)

しかしまた新しい何かチャレンジをした時に、そしてまた失敗した時に、

また知らない自分が出てくる可能性もありますね。

こんな面もあったのか、自分、と。

それはそれで、そこからまた開発していくものなんだと思っています。

どんな時でも自己分析は大事だし、しっかり自分と向き合い、ありのままの自分を認められる心を持った時、周りの人のことも心から受け入れられるようになるのかもしれません。

この自分を知っていることというのが、本当に、治療にも大事なんだと思います。

意外と知りたくない面が出てくるかもしれません。

でもそれが、嫌な面だと思ってしまうこと自体が、誰かから植え付けられた思想だったりするかもしれないですし、そうでない場合は変えていけばいいだけなんですよね。

こういったことをしつつ、心理学を学んでいるカウンセリングの先生に診てもらうのは、薬以上に効果があると、私は考えています。

状態によっては、眠れるようになるまで薬のサポートが必要な時もあるかもしれませんが、何度も書きますがあくまで薬は治療のサポートと捉えておくといいかと思います。

薬が根本的に治してくれることはこういった病気では、たぶんないのではと思います。

もし一生飲み続けるとしたら、一生付き合い続けるほどの本当に治療が困難な場合か、

治すより一生付き合っていくことを選んでいるか…なんじゃないかと思います。

私は今回はあくまで治る可能性を信じて書いているので、何か考えが及ばないところがあれば本当に申し訳ないと思います。。

が、治る可能性がある限りあきらめないで欲しい、、ということを、ここには書きたいです。

当人はその希望を持ち続けるのがとても難しい病気です。

だけど諦めないでほしいし、周囲の人もあきらめず気長に見守ってほしいと思います…。

先生の紹介

最後に個人的に信頼している先生を紹介させてください。

気分循環性障害という病気でも紹介させて頂きましたが、

私はこの先生に出会って、回復への道を開くことが出来ました。

(※補足追記:クリニックの口コミになかなかひどい書きこみもあると教えて頂きました。いろんなご意見があると思いますので、実際に病院を受けられる際はご自身の判断でお願い致します。私が下に添付しました動画の前院長先生に診て頂いていたのはもうだいぶ前のことになりまして、今は院長先生は前院長先生の息子さんに変わられたようで、申し訳ありませんがその先生については私はよく知りません。
ただ、だいぶ前のことにはなりますが、動画を載せさせて頂いている前院長先生に私が助けられたことは事実なので、当ブログでは感謝の意味合いもこめて自身の体験談としてご紹介させて頂いております。)

新宿OP廣瀬クリニック ◎廣瀬クリニック(水戸)
※2年ほど前に院長先生が息子さんに変わられたので、動画の先生に診て頂ける確証はありませんのでご了承ください。

混んでるのでなかなか予約も大変ですが、youtubeで話してくださっている内容がとても勉強になります。こちらの動画は、病気の本人だけでなく、家族が周囲に病気の方が居る方、そして子育て中の方にも、メンタルについて学ぶことは何につけても活きてくることだと思うので是非お勧めしたいと思います。

先生が書いた本も治療へのヒントをくれると思いますので、ご本人に本を読む力がまだある場合はオススメしたいですし、そうでない場合はぜひご家族の方に、読んで頂ければと思います。

完全復職率9割の医師が教える うつが治る食べ方、考え方、すごし方

うつで辛い思いをされている方や、その周囲の人の明日が、

少しでも楽になりますように。

hibiki
hibiki

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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