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気分循環性障害という病気

病気のこと

こんにちは。hibikiです。

気分循環性障害という病名を知っている方はかなり少ないのではないかと思いますが、

hibikiはこの病気を乗り越え、今に至ります。

今日はこの病気がどんな病気なのかを書きたいと思います。

気分循環性障害ってどんな病気?


気分循環性障害は軽度のうつ状態とそう状態が繰り返される病気です。

躁うつ病ほどには波が高くない傾向があるそうです。

軽い躁状態が分かりづらく、うつ病や躁うつ病と間違われることもあるようで、

私も長年うつ病だと思っていたらこの病気だった、という経緯があります。

うつ病の症状は最近ではよく聞くようになってきたのでどんな感じか想像がつく方も結構いるのではないかと思いますが、それでも当事者になってみないとやはり本当の苦しさというのは分からないものがあります。

とは言え、

  • 前は楽しめていたことにも興味が沸かなくなった
  • いつも気持ちが沈んでしまう
  • やる気が出ない
  • 体が鉛のように重い
  • 何もなくても涙が出てくる
  • 内科では異常がなかったけど胃腸や頭痛など常に体調が悪い
  • 音が異常に気になって辛い

こういった症状が当てはまったら要注意!といったチェックシートなどを会社でメンタルチェックが実施されていたり、個人でもネットで見つけてやってみたことがある人は今はかなりいるのではないかと思います。

なのでウツの症状がどんなものかは、多少想像がつく方が多いのではないでしょうか。

では、「躁状態」とはどんな状態なのでしょうか。

この躁(そう)状態になると、いつもより元気が出ている気がし、いつもはしないような奇抜なアイディアや発想が止まらなくなったり、実際にすぐに行動に移してしまったり。

高額の買い物を躊躇いなくしてしまう、といった人もいるようです。

こういった症状があまりに酷いようだと躁鬱病に入るのかもしれませんが、

こういった傾向とうつ状態が繰り返し見られる場合は「気分循環性障害」という病気の可能性も疑ってみてもいいかもしれません。


似たような名前で気分変調症という病気がありますが、こちらは軽度のうつ状態が長い間(2年以上)続く病気で、気分循環性障害とは別物です。

私はあくまで元患者の立場なので、ハッキリとした判断は先生や専門家に任せるべきだと思いますが、

もし、長らくうつ病から抜け出せない。治る気がしないと悩み、改善の兆しがない方は、病院を変えて信頼できる先生を見つけることを第一に考えるのがいいかと思います。

自分や、自分の周りにもしかして気分循環性障害なんじゃ?と思う人がいたら、またそうでなくてもなかなか精神系の病気が治らず苦しんでいる方がおられましたら、

新宿OP廣瀬クリニック廣瀬先生がYoutyubeで病気の説明や治療のヒントを話してくださっていますので、是非見てみてください。

私も廣瀬先生に診てもらってから、今までの誤診に気づき、回復への道を開くことが出来ました。廣瀬先生には本当に、生きる力を頂き、感謝しかありません。

この先生に出会えてなかったら、、もしかしたら今でもうつ病の底で苦しんでいたかもしれません。

hbikiの恩人 廣瀬先生と新宿OP廣瀬クリニック

廣瀬先生は水戸と新宿の2か所の病院で診てくださってます。
※2年ほど前に院長先生が息子さんに変わられたので、動画の先生に診て頂ける確証はありませんのでご了承ください。

(※補足追記:私が当ブログで書かせて頂いている”廣瀬先生”は、下に添付しました動画の前院長先生になります。先生に診て頂いていたのはもうだいぶ前のことになりまして、回復してからは担当医も変わり、今もたまにサプリを購入したり定期的に血液検査をして頂いておりますが、常にそれなりに元気なので軽くお話して終わりますが満足しています。
今は院長先生は前院長先生の息子さんに変わられたようで、申し訳ありませんがその先生については私はよく知りません。)

◎水戸市内 廣瀬クリニック

新宿OP廣瀬クリニック

予約制でいつも混んでいるので、診てもらうまでに時間がかかるかもしれません。

なのでまずは廣瀬先生の動画で勉強してみるといいかと思います。


気分循環性障害以外にもうつ病やPTSD・アダルトチルドレンなど様々な病気について、病気の本質的な部分の説明、そして回復へのヒントを紹介してくださっています。

※今はオンライン診療も行っているようです。(初診の方や症状によっては選べないかもしれないですが、通うのがしんどい方は相談してみてもよさそうですね。)

先生が出されている本もオススメです。

回復へのヒントに、きっとなると思います。

気分循環性障害と分かるまで

hibikiは20代前半でうつ病と診断されてから、6年もの間、うつ病だと思い治療を続け、よくなったかと思えば悪くなりの繰り返しの生活でした。

そんな中で本当に治るのか、自分が今どういう状態なのか、、とにかく苦しくどうにもならない状態だった時がありました。

そんな私を見てきた母が、こんなに治らないのはおかしいと気づき、連れて行ってくれた病院が、新宿OP廣瀬クリニックでした。

それまで4つの病院にかかり、時には入院もしましたが、よくなることはありませんでした。


気分循環性障害以外にもいくつかリストアップして貼ってみましたが、病気にまでなってないギリギリの状態、という方も恐らくかなり居るのではないかと思います。
そういった方にもこの先生の話はメンタル強化にとても役に立つのではないかと思います。

分かってから治るまで

廣瀬先生に会うまで、hibikiは根本的な原因が分からなかったので、いつまでも負のループにハマっていました。

鉄不足・ビタミン不足から来る鉛のような体の重さで、動けなくなり

動けないから気持ちも沈んでいく

でも何とかしようとうつ病の改善に効きそうな運動などを続ける

より一層 体力・気力・補給したい栄養も削られる

より体がしんどくなる

気持ちが落ち込む

このような負のループを改善するべく、まずしたのがこちらです。

  • まずは栄養療法ということで、余計な薬はすべてなくす
  • 最低限の睡眠薬とデパケン(トレドミンから変更)はしばらく飲む
  • ビタミンB群とフェリチン(鉄)のサプリを飲む

こうしてひたすら栄養を摂りながら休むことで、体に力が入る感覚が戻ってきたのでした。


そもそもストレスを受けやすい特性があり、体力も精神も消耗しやすいので栄養が削られやすいという要素は変わることはないので、サプリメントは今でも飲んで予防しています。

◎私が飲んでいるのはこちらです。

ダグラス ストレスBプラス

フェリチン(pure optiferrin)

フェリチン画像

ライフエクステンション  タウリン( life extension taurine )
※私個人は、病気が落ち着いてからは、タウリンは飲んでいません


疲れやすさにストレスBプラスフェリチンが効くようです。


タウリンは気分循環性障害の方や気分に波がある方に効果があるそうです。

こういったサプリが治療に効果がある可能性はないか、かかりつけの先生に聞いてみてもいいかもしれません。

市販のサプリよりはその効果は断然高いです。

その分値段も高いですが💦

長い人生をどう過ごすかに左右すると思えば、やはり私は飲み続けてみてよかったと思っています。

しかしここにたどり着くまで本当に長かったです。

既に体力も気力も完全に底をついていて、更に薬漬けにされていたので、

認知行動療法がよさそうだと兄から本を送ってもらっても、とても読むちからも実行に移す力も、「やってみよう」という気持ちも全く出てこなかったのです。

⇒カウンセリングについては別記事『カウンセリングを受けたくない、続かない』を読んでみてください。

そのほか考え方に問題があったりなどもいろいろありましたが…

hibiki
hibiki

やれる気がしない(TT)力が出ないよ…

hibiki
hibiki

考えを変えなきゃいけないほど私はおかしいの…?

hibiki
hibiki

もう治りたいのかも分からない。生きるのが辛い。。。

こんな感じでとてもやれる気がしなかったのですね。


ですがもう本当にエネルギーが尽きていたのでそれもそのハズだったのです。だけど自分も周りも、それが分かっていなかったので、自分がダメなだけなんじゃないかと、とにかく自分を責めては頑張り、しかし力は出ないし頭も回らないので更に落ち込み、そしてエネルギーも益々尽きていく。。そんな感じでしたーーー。

まさに負のループですね。

そこまでの状態に陥ってしまっている方。

不安でしょうがなかったり、もう治療を頑張る力も出てこない方。

辛いですよね…。


確かにいきなり全部やろうとするとこうなってしまいます。

無理な時は、まずはエネルギーを正しく貯めていくところからやってみましょう。

栄養を貯めて、少し動けるようになってきたら、

ウォーキングや軽い筋トレや簡単なダンスなどで体を動かしてみてください。

そうしている内に、気持ちも多少変わってくると思います。

hibiki
hibiki

前より少し調子がいいな。

頭の疲れもいつもよりはましかも…?

こんな風に自然に思えるようになってきたら、認知行動療法などの思考を鍛える訓練をしていくといいかと思います。

大事なのはここまでのステップで、焦らないこと。

何も思うように出来ない状態って本当に辛いもので、だからこそ余計に早くよくなりたいと、焦ってしまうんですよね…。。。

周りもどんどん先へ進んでいたりして…、それで更に何で自分は、、とどうしようもない気持ちにもなったりもすると思います。

でもやはり、焦ってなんやかんやと頑張っていた時よりも、急がず(というよりエネルギーが尽きていて急ごうにも何も出来なくなっていたのですが、、)じっくりじっくり元気が出てくるのを待つことが、回復へ繋がったと実感しているので、

どうか焦らず、自分のペースで取り組んでほしいのです。

ここまでに陥っている人は、心の中ではだいたいの人が”自分は本当にダメだ”と、自責の念でいっぱいになってしまっているのではないでしょうか…?

なので敢えて以下のことを、毎日、自分に言い聞かせてあげてください。

  • 自分が悪い訳ではない。何も出来なかったとしても自分を責めない。
  • 人と比べることはむしろ遠回りになるのでやめよう。誰にでもいい時と悪い時がある。
  • もう十分がんばっている。生きてるだけで、相当頑張ってる。
  • こんな状況でも生きてる自分は本当にえらい!

こういった考えに、当時は自分はあまりなれなかったのですが、今ふりかえるとこんな風に構えていてもよかったのだろうな~と思ったりしています。

少し肩の力を抜いて、このくらいの感じで行けばいいと思えたら少し楽になるかもしれません。


頑張るのは一旦置いておいて。

今はゆっくり休むのが仕事だと思って、

まずは栄養をしっかり貯めていきましょう。

根本的な原因は栄養と聞き、私も最初は疑心暗鬼でしたが、

3か月もした頃から、体が少しずつ軽くなっていき、動くことが苦痛でなくなる感覚を覚え始めました。

動き出せるようになると、料理をしたり、病気になる前までは好きだった運動をしたり、当時もう仕事を辞めてしまっていましたので復職するべくCGの勉強をしていくうちに、

こういったことがもともとは好きだったことを思い出すことができ、

いろんなことにやる気も出てきました。

よさそうな病院は遠いしサプリは高くて買えないという人もいるかと思いますが、

栄養療法の本も出ていますので、そういった本を参考にしたり、

ネットでうつ病と栄養に関する情報を調べて、食事を改善してみてください。

こころの陽だまり うつ病と食事

ケノコト うつ病も食事で改善できる 『栄養士おすすめの食材&レシピと食事のポイント』

ご自分で作られるのはしんどいかと思いますので、

頼れる人がいる方はお願いしてみてくださいね。

居ない方はなるべく近い栄養素が入っているものをコンビニなどで選ぶといいかと思います。

hibiki
hibiki

焦らず、ゆっくり、ゆっくり貯めていこう。

そしてその治療を始めてから半年程して、以前働いていた業界のエージェントの方の助けもあり、

なんとか復職することが出来ました。


うつ病にかかってからは5年程ものブランクとなりました。

なので、病気は治ったとはいえ、何年もまともに働けなかった人間が、

普通のサラリーマンの生活に戻ることは相当にしんどいものでした。

今ではだいぶ改善されているものの、当時はかなり業界全体がまだまだブラックだったのもあり、余計にハードな復職を選んでいたのかもしれない、と今は思いますが、そこは人生で自分が何をしていきたいかというところにかかっている所でしたので、他の道も少しは考えてはみたものの、どうしても諦めきれなかったところでした。


復職してからも睡眠障害だけはなかなか治らずたまに薬も必要な時もありましたが、

仕事を続け、今の夫に出会えたこともあり、

今はすっかり、薬は飲まずにサプリで健康面をサポートするだけでよくなりました。

  • とにかく好きなことを全力でやり、やれないことはやれないと諦める
  • サプリですり減りやすいエネルギー面の補強
  • 定期的な軽い有酸素運動で血流をよくすると共に脳を鍛える
  • 何か困難なことや失敗することがあっても、大丈夫と思えるようになった

こういったことが、今の自分を支えている土台となっている気がします。

今病気で辛い思いをしている方は、今は大変だと思いますが、

焦らず、ゆっくり、をどうか自分に言い聞かせてあげてください。

ただでさえ、もうエネルギーがないのです。

自分を労りながら、出来るペースで進めてみてくださいね(*^_^*)

hibiki
hibiki

きっとよくなると信じて。急がば回れですね。

認知行動療法を試してみたい方は自分で始められる本があるので一度読んでみるのもいいかもしれません。

こころが晴れるノート うつと不安の認知療法自習帳

マンガでやさしくわかる認知行動療法

hibiki
hibiki

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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