こんにちは。hibikiです。
今回は自己分析として、『好き・嫌い』に焦点を当てて考えてみたいと思います。
好き嫌いなんて感覚で分かってるでしょ
今更やることでもない気がするね
と思った方。
あえて今やることで、意外な自分が見えてくるかもしれません。
また、自分が『好き・嫌い』と思っていることが、実は周りに合わせている感覚だったり、そう教わってきたからということだったりと、主体性のないものである可能性もあります。これを機に自分史を振り返ってみてはどうでしょうか。
好きなこと・向いていることが楽しさや成功に繋がる
今毎日が退屈な人、悩みでいっぱいな人、先が見えない人。
いったん今嫌なことをダーっと書き出したら、自分の「嫌い」は一旦捨てて、
「好き」なことに目を向けてみてください。
ここで重要なことが二つあります。
仕事では特に、好きなことより、得意なことをした方がいい、とか、
いやいや、好きを突き詰めることが成功に繋がるんだ。などなど
よく聞く話かと思います。
ここでは、先々何に活かすかは一旦置いておいて、
どのように把握していけばいいかを書いていきたいと思います。
好きなことと向いていることを区別して把握する
つまり、『好きなことをする』だけじゃなく『向いていることをする』にも目を向けてみよう。ということが特に仕事においては結構大事だったりするのですね。
自分ではたいして頑張っているつもりはないのに、周りの人からよく頑張ってるね、とかスゴイとか言われること、ありませんか?
そういうことは、自分で好きと自覚してないことだったとしても、『向いている』ということなのだと思います。
そして実は『好き=向いている』は必ずしもイコールではないのですが、
得意なことを続けていくことで、なにか達成出来たり、上手になって誰かに頼りにされたりすることで喜びを感じ、『好き』に繋がることがあります。
また逆もしかりで、『好き』なことはどんどん取り組めるので、自然といろいろ身についていき、『得意』に繋がりやすいです。
つまり、如何に自分の『好き』そして『向いていること』を把握しているかが、
いろんな面で大きな鍵になってくる訳ですね。
好き嫌い、向き不向きを本当に把握しているか
今まで取り組んできたことの範囲だと、似たような作業だったりどういうことをするかで、だいたい好き・嫌い、向き・不向きというのは既に結果が出ている場合も多いかと思います。
それはそれで、それを自分のデータとすればいいと思います。
では、全くトライしてみたことがないジャンルや領域ではどうでしょう?
今まで興味を持てなかったのだから、好きじゃないんだよ。
そう思うかもしれません。
結構やってみたけれども好きになれなかったことは、その気持ちを信じていいかもしれませんね。
ですが、先入観や思い込みでそういう印象になってしまっていることはないですか?
これは物事だけではなく、人間関係にも言えます。
どういう人が好き、この人は嫌い、という気持ちは、
もしかしたら先入観で出来ていたり一部しか見えていなかったという可能性もあるかもしれません。
よく知らないことに関しては、一旦そういった先入観を捨てて、
「調べてみる」、「少しやってみる」。そして実際はどうか知る。
これが大事かと思います。
意外とやってみないと、好きになれるかどうか、向いてるかどうかって分からなかったりするものなんですよね。
なので、
- 既に知っている領域の「好き・嫌い」「向き・不向き」
- まだ知らない領域の「好き・嫌い」「向き・不向き」
といった感じで分類していくのがいいのではないかと思います。
実は「嫌い」をハッキリ意識しておくこともかなり重要
「嫌い」を知らなかったりうやむやにしていることで、
実は嫌いなことを嫌な気持ちのまま延々と続けてしまい、嫌いだから気持ちも大してのっていないので関心が深まらない、どんどん負の感情が増え続けてしまう。
そんなことはありませんか?
なんとなくいつもこの人といるとイライラしたりモヤモヤしてしまうけど、
付き合いだからしょうがない、とうやむやにしていると、負の感情でいつの間にか自分の精神がやられてしまったり、付き合い続けていたつもりが結果人間関係の悪化に繋がってしまったりと、悪いことが続々と起こることも少なくないです。
自分をよく知っていることで、こういうことが防ぎやすくなります。
また、そういう時間が増えれば増えるほど、好きなことや向いていることに費やす時間が減り、伸ばす機会を失ったり、好きなことに出会うチャンスを失ったりしているかもしれません・・・。
恐ろしいですよね😨
「嫌い」を把握する意味が少し分かってきたら、嫌いなことも書きだしてみましょう。
嫌いなことや向いてないことがあまりに多いと、
嫌いなことだらけ。向いてないことだらけだよ…
こんな自分はダメ人間なんじゃないか…
こんな気持ちになって嫌になってしまうこともあるかもしれません。
でも大丈夫です。そんな風に思わなくていいんです。
今100歳だったら今から何か見つけるのはしんどいかもしれませんが(;´Д`)
あと何十年人生があるか考えてみてください。
今20代、30代なら、人生のたった4分の1の間にやったことが、自分の可能性のすべてな訳がないんです。
やったことないこと、沢山ありませんか?
やってダメだったことでも、実はその中の別の路線で好きになれることがあったかもしれません。
もしかしたらやり方が間違っていてうまくいかず向いていないと思ってしまったり、好きになれなかった可能性だってあります。
今の時点で嫌いなことだらけでも全然いいんです。
好きなことに巡り合えるかどうかも、多少は運もあります。
もちろん出会うためにどれだけ行動してきたかもあると思いますが、やはり運もあると思います。
自分はダメなんだなとか、思わないで欲しいです。
大事なのは何が嫌いなのかをよく見つめて、分析し、今後に活かすことです。
そこから、意外とこういうことはまだ分からないなということが出てきます。
そしてもうすでに嫌いだと断言できることがあるというのは、これからもそこに突っ込んでいかなくてもいいという選択も出来ると思えば、
「分かってよかった」と思いませんか?
ハッキリさせずうやむやにして、大して夢中になれない、楽しくないことにずっと時間をさくことになるかもしれません。
もしかしたら嫌いなことに関わり続けていることで変な考えの癖がついていたり、精神的な病気にまでなってしまったりしたら、辛いですね。
うつ病のような病気で闘病中の方も、この嫌いなことを知り自分から遠ざける、というのはとても有効です。
また、自分から遠ざける以外にも、対応策を導き出す、という手もあります。
嫌なこと全てを遠ざけるのはなかなか難しいことなので、対策をするためにも、
まずはこれを機に、「嫌い」をしっかり把握してみてください。
「何が」「どういう時に」「どういった理由で」を掘り下げる
ではそれらを意識した上で、実際に分析していきます。
- 好きなこと
- 嫌いなこと
- 向いていること
- 向いていないこと
これらをそれぞれ箇条書きでいいので書き出してみましょう。
書けたら次はその一つ一つを掘り下げてみます。その時に、
- 具体的にその中の何が嫌だったか、向いてないと思ったか
- どうしてそう思うか
- どういうキッカケで思ったか
- 他に嫌な別の要素が絡んでいないか
- どういう状況だったか
- その時どうしたか
このようになるべく具体的に思い出してみてください。
例えば料理が好き、で考えてみます。
◎ただただ頭を動かすことより体も動かしながら何かするのが好き=つまり料理をする運動的な要素も含めて好き。
◎レシピを読むのが好き
◎レシピを忠実に作るのが好き
◎自分でレシピからアレンジしてみるのが好き
◎全くの想像でオリジナルの料理を開発するのが好き
◎自分で作った美味しい御飯を食べれるから好き
◎料理のための機材をいろいろ探したり試すのが好き
◎料理にこういった器具、機材があったら便利だろうな、などアイディアを考えるのが好き
◎人に料理をふるまうのが好き、美味しいと言ってもらえてうれしい
◎料理のレシピをまとめて人に紹介するのが好き
などなど、いろいろ『好き』×『料理』だけでも出てくるかと思います。
ではそこから、
- どんなキッカケで好きになったか?
- いつ頃から好きになったか
- 好きだから向いていたのか好きだけど向いてはいなかったのか。
- どの辺が具体的に好きだと思えたのか?
- この『好きな要素』が実は他のことにも応用できたりしないか。
- この『好き』のポイントはどこなのだろう?
- 『好き』を活かして何をしてきたか。
といった感じで振り返って分析してみたり、
もし『前は好きだったけどやめてしまった』ことだったら、
- どこまでやったか、どのくらいやったか
- 何をしたときに嫌になってしまったか
- 特に嫌なこともなくやめたのはどんなキッカケだったか
- それをやめて何をしたか
- それはやめたけど、他でそこで得たことを活かしていることはあるか
- それはどんなことか
- どういう風に活かしたか
こんな感じで考えてみてください。
では例えば、アレンジしてみてうまくいったかを思い出してみると、何度やってもそうでもないなら、それは好きだけど向いていないことかもしれません。
自分の感覚でどんどんおいしい料理を開発して作れるなら、独自の感覚でつくることにかなり向いているのだと思います。
いくつかのメニューを感覚で同時にパパパッと作るのが得意な人もいれば、じっくりひとつのメニューを何回も何回も作って極め、美味しさを追求することに喜びを感じる人もいるでしょう。
だけどそういうやり方が出来ない状況だったから、嫌いになってしまった、やめてしまったということもあるかもしれません。
こういったことから
◎例えば実はそれ自体というよりは状況的に嫌いになってしまっていたこと
◎その時は他のこういう能力がなかったために伸ばすことが出来なかった
などほかの要素による感情だったことが出てくる可能性もあります。
調子がよくない時に続けてしまったことが、苦手という感覚と結びついてしまっていたけど、実は快調な時にやったら違う感覚を持てた、ということもあるかもしれません。
もう自分のことは知りつくしている、と思っていても、以外と思い込みだったりすることもあるんですね。
また、他の好き・嫌いで、違うジャンルでも共通項が出てくることもよくあります。
その要素を書き出せるだけ書き出して、関連性をいろいろ考えてみるといいと思います。
また、こういった好き・嫌いの感覚や自分がどう感じてるか分からない、という人は、子供の頃や、何か成長の過程で自分の気持ちや感覚を閉じ込める要因があったかもしれません。
今思っているのが本当に自分の本心からの感覚か。気持ちか。
自分は本心では本当にそう思うか?
この辺りを考えてみてください。
気持ちを閉じ込めて生きてきた場合は、本当の自分の心の声をまずは聞いてあげてください。
そこから、どういった要因で好きが塞がれてきたか。嫌いと思ってしまっていたか。
見つめる時は苦しいかもしれませんが、知ることで行動を変えられたら、
その後は今よりずっと気持ちを楽に過ごせるようになるかもしれません。
好きなことをしていくのは本当に楽か
自己分析自体の話からちょっとだけ逸れますが、好きなことをする時間というのを大切にした方がいいのは間違いないです。
では好きなことをするにしても大変なこともあるよね?とか、好きなことだけしてるアイツは楽な人生でいいな、とか思ったことがある人も少なくないと思うので、少し考えてみたいと思います。
これは、「楽」の定義にもよると思いますが、
少なくとも嫌いなことや向いていないことにひたすら接するより、遥かに楽だと私は思います。
好きだから上達したり、向いていることにも変えていきやすいので、自然と続きます。
楽しい気持ちを周りと共有できるので、いい人間関係を作っていけます。
しかしその好きなことをするために、尋常でない努力が必要な時もあります。
ですが、それが大変かというと、好きなので大変とはちょっと違う感覚だったりします。
いつも笑っていられるような「楽しい」の「楽」とはちょっと違う時ももちろんあります。
でもいろんな状況で頑張れるのもまた、『好き』のいいところなんだと思います。
私もこういったことを散々聞いて育った世代です。
これは『突き詰めないと分からないことも多い』、『突き詰めて初めて何か出来ることも沢山ある』。こういった意味では、続けることは大事だと私も思います。
だけど、やはり状況だったり自分の状態だったり、人には分からないこともありますね。何を選択するか、とうのは自分で決めていくべきです。
特に『嫌でも我慢して続ける』ことが大事かは、かなり怪しいと私は思います。
もちろん苦手なこともやる時もあります。
工夫して苦手な面をカバーしながら、好きなことを続けるためにやるしかない時もあります。
稀に、自分は本当に好きなことしかしていない、という人もいますが、そういう人はその状態を手に入れるべく、それなりの工夫だったり努力をしているのではないでしょうか。
大抵の人が、本当に好きなことをするために、嫌いなことや苦手なことをどうしてもやらなきゃいけない時もあると思います。
大事なのは、自分の『好き』や『向いてる』をうまく『嫌い』や『不向きなこと』にも活かしてカバーすることだと思うのです。
苦手なことや嫌いなことは極力捨てられるものは捨て、そうできないことは好きや得意手でカバーする。工夫する。
好きなことをしていくとはそういうことだと思います。
そうする為に、まずは好き・嫌い・向き・不向きを書き出して分析してみましょう。
これは、何も仕事のことだけに通じる訳ではありません。
趣味やどういった人付き合いをするか、家族との関係、過ごし方、本当に気の合うパートナーを見つけること。
いろんなことに繋がってきます。
それが結果的に、自分のままで気を楽に過ごすことに繋がるのだと思います。
心からの好き・嫌いを知り、自分の思うように生きよう。
先ほど人生は長いと書きましたが、嫌いなことや向いてないことを延々と続けて時間を無駄にするほどには、長くありませんよね。そういう意味では人生は結構短いと思います。
人生は短いしもう何歳だから遅い、かというとそうとは限らないです。
何か躓いたり迷ったり悩んだりしている時に放置するのは危険です。
もちろん一旦考えずに置いておいた方がいい場合もありますが、
ですが何か改善したいと思った時は、まずはじっくり分析してみてください。
自分が思い描いたように過ごしていくために。
まずは思い描くために。
その第一歩が、『自分のことをよくしりしっかり把握する』ことなんだと思います。
自己分析を続けるうちに、潰れそうになった時は・・・
自己分析をしていると、素直に正直に自分を見つめるほど、
ダメな部分ばかり出てきて嫌いなることもあるかと思います。
そんな時に知っておきたいのが、『自己肯定感』です。
何故、ダメなところだらけで潰れてしまいそうになるのか。
それはそういった自分を受け入れることが難しいからですね。
そんな時は、自己肯定感についての話を別記事に書いてますので、
合わせて読んでみてください。
偉そうにいろいろと書いていますが、
私はこのブログでこういったことを書くことで、自分自信への問いかけだったり、
自戒の意味だったり、自分の成長にも繋げようと思って書いています。
私は実社会で、よく躓くこともあるしまだまだ難関に感じることも多い、まだまだ日々試行錯誤でダメなところもかなり多く、人生失敗だらけの、そんな人間です。
ほんとにしょーもないヤツです。
ですが、病気を克服してから、私はそんな自分を心からダメだと思うのはやめました。ダメだと思うのをやめたというより、ダメな自分で生きていけばいいやと開き治った、に近いかもしれません(*ノωノ)
ダメなところだらけでも、意外と好きになってくれる人が居たり、長い付き合いの友達が居たり、好きなことにコツコツ頑張れたりする。
自分なりの考えで行動して生きていくことが出来る。
それだけで十分だと今は思うのです。
誰かにスゴイと思われたり、尊敬されなくてもいいんです。
自分なりの楽しみを見つけ、自分なりの幸せを見つけて、
日々それらを感じる心を持てるよう過ごす。
これからもこういうことを大切にしていきたいと思います。
長くなりましたがこの辺りで終わりにしようと思います。
自分を知っている人は強い!
私もまだまだですのでこれからも精進していきたいと思いますm(_ _)m
今悩んでいる人が自分を知ることで、自分なりの幸せの形を見つけていけますように。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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