こんにちは。hibikiです。
先日、気分循環性障害についての記事を体験談を交えて書きました。
私はこの病気を乗り越え、今に至りますが、
だいぶ長い間病気が治らず、ちょっとよくなったかと思えば更に悪くなりの繰り返しで、当時は何も希望が持てない時期を過ごしていました。
そこから今の自分がもともと何年も病気だったとは思えない程元気に暮らせるようになるのに、やはり回復のキッカケとなることがあった訳ですが。
それがいい先生に出会えたことと、先生の治療の中で自分の病気の原因となったであろうことが徐々に理解出来てきたことにありましたーーー。
今回はその原因というもの。どんなことでうつ病そして気分循環性障害にまでなってしまったか。
それからもし同じような状態に陥っている方がいたら、とにかく焦らず、病気が治らない原因を探ってほしい、そんな内容の記事を書きたいと思います。
自分の場合はこんなところが病気の原因となっていました
私の場合は恐らく広汎性発達障害・HSP気質が大元の原因となり、
働き始めてその二次障害として適応障害・気分循環性障害を発病したのだと思います。
それを把握できたのは治療8年目で廣瀬先生のもとを訪ね、回復してきてからでした。
それから振り返ると、それに加えて人生に支障が出そうなポイントはそれ意外にも沢山ありました。
例えば身体的特徴で暴言を吐かれることも昔は多かったですしね(^^;)
結構気の強いところもあるのと、闘病時代以外はいつも自分のやりたいことに夢中で突っ走ってきたようなところがあるので、正直あまり気にとめてなかったといいますか、そんな感じでそこまで自分は強くコンプレックスがあるとか思ったことがなかったのですが💦
病気になってからですね。なぜそんな暴言を多々受けてこないといけなかったのだろうか…?とか思うようになったのは。
気にせずにいたつもりでも、どこかに蓄積されていたものがあったのかもしれません。
肯定的な言葉よりも否定的な言葉やバカにされるような言だったり暴言などを受けやすいと、ポジティブに生きるのも難しく感じるところもありますよね、、
そういった点でもし発病する前からあまり世の中に希望が持てていない状態だったら、
またなんとか回復して立ち直りたいと思う気持ちも出てこなかったかもしれません。。
しかし自分の場合は先ほども書きました通り、割と根はポジティブ精神と負けず嫌いの気質が合わさってというのと、運動や芸術方面でいつものめり込んで夢中になってやれることがあったり、
それから周囲にいい人達にもめぐまれたのもあり、
こういった身体的な特徴だったりとかのコンプレックスは、幸運にもそれ程には感じずに楽しく生きてこれた経緯があって、『病気が治ったらきっとまだ頑張れる、何かに夢中になれる、楽しく過ごせる。自分はそういう素質もちゃんと持っているんだ』と、本当にかすかにでも、思えたのかもしれません。
逆に発病前はそれなりに楽しく暮らせていたことで、長い治療の期間のあまりの辛さに全く希望が見えなくなる時もありましたし、希望なんて全く見えず治療を頑張る気持ちも消えそうなときも多かったですが、
それでも回復した後の姿を全く想像できない状態だけに完全に陥ることがなく済んだのかもしれません。
しかし自分ではあまりコンプレックスに感じていなかったとしても、
周囲から褒められるような言葉をかけられて成長してきた人と、バカにされたり暴言を吐かれたりしながら成長してきた人では、
やはり自己肯定感をしっかり持てるかといったところに差が出てきそうな気はしますよね。。
つまり発達障害とそういった身体的特徴などが合わさって、
●ストレスを受けやすい
●自己肯定感を高めずらい
こういうことに繋がっていた可能性もあったのかな・・・と思うのです。
それから、
自分がそういう特性を持っているということに、社会人になるまで気づかずに何の対策も持てずに来てしまったことが、病気になり、そして治療が長引くひとつの原因となったように思います。
治療が長引く原因になったと思われることを、回復までの道のりの中で、それから快復してから、このように私は分析しました。
ちなみになぜこの分析をしたかというと、やはり根本的な原因を知らずに、根本的解決はないと考えるからです。辛い中でそこに向き合うのはさらに辛いこともあるかもしれませんが、治療が長引いている方は、プロのカウンセリングの方の力を借りるなどして、ぜひ一度考えてみてほしいです。
- 広汎性発達障害の傾向があったことで、”人よりストレスを受けやすくエネルギーを消耗しやすい”といったことに気づかず、常にギリギリまで全力を出しがちだった
- 人から言われた暴言など様々なことで悩みすぎ、常に緊張状態にありエネルギーを消耗していた
- そのため栄養面(エネルギー)が知らないうちにどんどん削られ、さらに動けない状態になっているのに、栄養不足状態とは思わず『自分の頑張りが足りないのかもしれない』となんとか力を出そうとしてまた更にエネルギーを消耗していた
- うつ病にいいとされているご飯を3食しっかり食べたりウォーキングなど軽い有酸素運動をすることをくまなく試したが、根本的な原因を知らないのでそれをやり過ぎて、逆にエネルギーを更に削ることになっていた
- 動けない→やりたいことも出来ない→落ち込む→なんとかしたいともがいてますますエネルギーを削る、といった悪循環が起きていた
- 当時は今より全然うつに対する世の中の理解もなく、甘え(みんな辛くてもそんな中で頑張ってるんじゃないか)とか、何をやっても続かないとか、心が弱いんだね、などの話もよくされ、気持ちが更に疲弊した
- なかなか治療や回復に対して長い目で見れず、焦っていろいろ取り組むことで、それがまた消耗へ繋がっていた
- フェリチン(鉄)不足によりうつ状態になることがある、という正しい情報を知らなかったことで、正しい治療へつながらなかった
このように沢山、間違った認識で走り続けたことが本当によくなかったと思います。。
なので治って元気に過ごせている今、”なるべく世の中に正しい知識が広まってほしい”という気持ちもあり、こういった病気まわりの記事を書いています。
長引いている場合は治療法が間違っていないか考えてみよう
そして治療が長引いたもうひとつの要因は、こうして根本的な原因が分からないまま間違った治療をひたすら続けてきたことにありました。
治すことに全く向かっていなかったことが今ならハッキリ分かるのに、この時は全く分からずただもがくしかなかったのです。
これは病気に限らずですが、発達障害やHSPなどの特性を持つ場合は特に、
◎自分にはどういう特性があるのか
◎特性で社会生活を送るのに負荷となってしまう面をどうフォローしていくか
◎どの特性を武器に伸ばし生きる糧としていくか
◎自分らしさをどう武器に変え、周囲の人とうまくやり取りしていくか
この辺を分析して、出来たら誰かと一緒に考えていくこと。
プロの方を頼るのもいいと思います。
そして、
◎”得意”と”好き”からお金に換えられそうな部分を見つける。
(金銭的な将来への不安をなるべく取り除くことも大事だと思うので…)
◎自分の体の状態をしっかり把握し(栄養面含め)、状態に合わせて進む。
◎苦しい状態が続いたことにより、考え方の癖が出来てしまっていないか。
考え方の癖により悪い影響が出ている面はないかを探る。
こういったことを積み重ねていく必要が私もあったのだろうと思っています。
本来は、こういうことを学生で居られるうちに学んでいけるのがベストなのでしょうが、
なかなかそうもいかないこともありますよね。
私はなかなか遠回りをしてしまったな…と思うこともありますが、
30代で何とかなったのだから上出来だ
そう思うことにしています。
今は人生長いですもんね。60代70代(もしかしたらその先も…)だって生き生きと暮らしている人もいるくらいです。
例えば10代20代がめちゃくちゃ順調でハッピーだったとしても、その後どんどん、人生つまらないな…と思いながら暮らすことだってあったかもしれません。
辛い状況下では、その時期の5年が、人生トータルで見たらほんの一部だなんて、とても思えないのも私も当時実感していたので分かりますので、回復出来て元気に生きてる今があっての結果論ではあるのかもしれませんが、
少なくとも前楽しいと思っていた病気になる以前の自分よりも、今は自分自身の力でしっかり生きれていて、そして何より楽しく生きれている、というのがあるから、
克服できたのだから、上出来じゃん、と思えているのかもしれません。
焦らず、根本的治療をしていくこと
焦り=回復への道が遠ざかるもと
そんなことは分かっているけど出来ない💦
という方も多いかと思います、私もそうでした。。
今は昔より人生が長い(長ければ100歳と思えば、例えば20代ならまだ80年あります)ということ。
それから以前より仕事も転職や復職がしやすくなりました。
これはすごく大きいですね。
焦りはしないけども、計画的に回復への道を探る。
そんな心構えで行けたらいいですね。
今は発達障害や様々な特性に関する情報を入手しやすい時代なので、
今の子供達や若い人たちが、今のうちから適切に自分を理解し、
生きづらいと思われるような特性を持っていたとしても
あまり苦しみ過ぎることなく、
生きていけるといいなぁと。そんな風に思います。
諦めないでほしいです
どうか、メンタル系の病気の治療が長引いている方は、
本当に今の治療法があっているか。考えてみてください。
もう自分で考えるのもしんどい状態であれば、誰か身近な人を頼ってください。
きっと周囲の人はみんな、少しでも元気に、幸せになってほしいと、願っているはずです。
今見てもらっている病院は、しっかりひとりひとりと向き合ってくれていますか?
いい先生ももちろん沢山いるんだろうと思います。
ですが、適当な診断や診察でコロコロ薬を変えられ、実験台のように新しい薬を試され、とにかく頭をぼーっとさせて考える力をなくし、大人しくさせる。
そういう治療をする先生もいることは事実です。
そんな治療を自分も受けてきたし、周りにも見てきました。
私が診断された当時はこういった病気や病院の情報はそこまで広まってませんでした。
なので何故治らないのか、自分もですが周りも分かりませんでした。
ですが、まだどのくらいあるか分からない人生を諦めてしまうのはもったいないです。
自分で正しい道を見つけ出せなかったこと。沢山のひとに迷惑をかけてきたこと。治ってからも、自分を責めはじめて苦しい気持ちになることも今でもあります…。
でも、それでも、あがき続けてなんとか治すことが出来て、しっかりと自分の人生を生きれるようになって、本当によかったと今思うのです。
治療が長引いている人ほど、本当にいつ治るのかと気が遠くなるような日々かと思いますが、、
ですがそんな時はちょいちょい休憩を入れながら過ごして、何年かした頃には数年前よりは少し楽になってきたかな…病状もよくなってきている気がすると、そう思えたら・・くらいの希望でもいいので
希望をなんとか忘れずにいて欲しいです。
どうか、身近にいる本当にあなたのためを思う人の言葉に耳を傾け、
また今はネットでもいろんな人と話が出来て情報も得られる時代ですので、ネットでもいいので
助けになってくれる人と、そして助けになるであろう情報を探してみてください。
どうか。あきらめないでください。
今苦しんでいる少しでも多くの方が、一歩でも前に進めますように。
こちらは私が以前読んで少し気持ちが楽になった本です。
特に周囲の反応だったり言葉に敏感に反応してします方に、オススメです🌱
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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