こんにちは、hibikiです。
皆様はこれを見てどう思われますか・・・?
➡カウンセリング利用率 : 日本 < アメリカ
➡自殺率 : 日本 > アメリカ
カウンセリングや精神科を利用する人が多いアメリカの方が、日本より病んでいると思いますか…?
カウンセリング利用率を見て思うこと
カウンセリングや精神科を利用する人が多いアメリカの方が日本より病んでいるのか。
まず自分の考えとしては、そうではないですよね!??
と言いたいです。
自殺などの悲しい結果を防ぐためにも、カウンセラーや専門医の方が居てくださっているのですよね。
これを、『また、アメリカや欧米は日本と違っていい』論が始まったなどと軽く言わないで、よくよく考えてみてください。
私は日本が好きです。
日本が好きだし、日本に居る家族や友人、同僚達が好きです。
ご飯は美味しく、景色がきれいで落ち着ける場所があり、仕事もしやすい。
私はそんな日本で生きていきたいと思っている人間です。
ですが、やはり自殺率の多さだけは、『平和な日本』が幻想であることを思わざるを得ない。
そんな風に感じているのです。
こちらの心理カウンセリング市場調査データの、現在の利用状況の表を見てみてください。
利用したことがない人が80~90%を占めていますね。
今後の利用意向では、”あまり利用したくない・全く利用したくない”と考えている人が半数以上を占めているのが分かります。
日本でストレス、メンタル、精神的な病気で困っている人がかなり沢山いることを日々の生活で全く感じない人はそれほどいないのでは、と思う世の中であるのに対し、
この『利用したくない』、という気持ちはどこからくるのでしょう・・・。
そしてそこから繋がる自殺率の多さです…。
その打開策はどこにあるのか?
簡単に『コレを改善すれば』といった簡単な問題ではないことは分かりますが、
ひとつ挙げられるとしたら、
『カウンセリング』や『心療内科』『精神科』へのハードルを落とし、『心・精神・悩み・メンタル』に関することをタブーとせず、
誰もが身近に抱えている問題として、捉える。
このようにみんなで捉え方をアップデートしていく。
これが改善策のひとつとなるんじゃないかと思っています。
そのためにも、以下のようなことを意識していく必要があると考えます。
そして
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そんな世の中になっていくのが理想なのではないかと考えています。
『メンタルを強くしよう』とか『心をつよくもって』とか言葉ではよく聞きますが、
実際はまだまだメンタルケアへの意識は低く、
そういったことへの差別的意識も少なくないのが現状ではないでしょうか…?
本当の問題点は、なかなか自分自身で気づくのは難しいことも多いです。
対話の中から見えてくることが沢山あることを、私は病気の治療でもまた社会生活の中でも、日々感じてきました。
全くの自分の考えだけで自分は生きているんだ!
と言う人がどれほどいるでしょうか?
それは立派なことかもしれません。
でもそうでなくても立派に生きている人は沢山います。
なんなら別に『立派に生きなくたっていい』んです。
なるべくのびのびと心を楽に自由に、みんなが生きていけるのがいいと思うんです。
そういう意味では、”メンタルケア”を超えて、誰もが”人生をよりよくする”ためのパートナーとしてのメンターを持つことを推奨する世の中にしていくといったプラスのイメージがカウンセリングにも定着していくととてもいい流れになっていくのではと思います。
ひとりひとりがそうして日々自分のケアを当たり前にするようになることで、病気になった人の居場所が急になくなったり社会からはじかれ、白い目で見られ、、、
そんなことが無くなれば、安心して働いたり生活していける土台へと繋がり、負のループが良いループへと繋がっていくのではないかと想像できます。
私達ひとりひとりの意識の変化が世の中の変化へと繋がります
冒頭にあげたこちらですが、
◎カウンセリングを利用する率:日本<アメリカ
◎自殺率:日本>アメリカ
これが日本らしさなのでしょうか。
日本や日本人のよさはよさとして保ちつつ、改善できるところはしていきたいですね。
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